朝ドラ『ブギウギ』コンビ再び!黒田たもつ、新舞台に気合い十分

12時間前

舞台『VS.』の会見より、黒田たもつ(メッセンジャー)

(写真5枚)

2023年のNHK後期朝ドラ『ブギウギ』での良きコンビぶりが話題となった、黒田たもつ(メッセンジャー)&俳優の近藤芳正が、舞台『VS.(ヴァーサス)』で再び共演が実現することに! 7月16日に黒田、近藤を含む全キャストと、作・演出の村角太洋(THE ROB CARLTON)が出席する会見が、大阪市内で行われた。

一時期は年1回ペースで企画していた演劇の舞台を、コロナ禍で中断していた黒田。今回6年ぶりに舞台に立つ理由を「僕はもうすぐ56歳で、サラリーマンならあと4年ちょっとで定年になる歳。60歳になるまでに刺激になることをやりたいし、自分ですべての責任を取るという、責任感が持てることをやりたいと思いました」と真摯に語った。

舞台『VS.』の会見より、出演者たち

その相手役に近藤を指名したのは、『ブギウギ』で見せたコメディの演技に感銘を受けたからだそう。「ちょっとしたアドリブの反応などで、役者さんが役に入ったときのコメディを見せていただいたんです。どうせ芝居をやるなら、勉強になる方とやりたかったので、ぜひともご一緒したいなと思いました」と思いを明かす。

舞台『VS.』の会見より、近藤芳正

対する近藤は、黒田に直接出演のオファーをされたときは「正直嬉しいというより、怖いと思いました」と笑う。「『ブギウギ』では、雰囲気を瞬時につかむのが上手い、非常に達者な方だと思いました。僕は住まいを京都に移して、関西でいろいろやりたいと思っていたところ。これが関西を拠点にして(俳優活動を)やる、一つのきっかけになればいいなと思います」と意欲を見せた。

舞台『VS.』の会見より、朝ドラ『ブギウギ』での良きコンビぶりが話題となった2人

『ブギウギ』では、主人公を守るチームメイトのような関係だったが、今回は新人歌手のデビューをめぐって言い争う、芸能事務所社長(黒田)とレコード会社ディレクター(近藤)という対立関係。「おっさんの争いって、結局は醜い意地の張り合いですけど、その醜さのおもしろさが出ています。でもセリフが多いうえに、過去最大に覚えにくくて、公演が終わったらどついたろうかな」と村角をチラ見して、笑いが起こる場面も。

また近藤は、かつての劇団仲間だった三谷幸喜に会ったとき「今度黒田たもつと芝居をすると話したら『えっ!?』と驚いて、すごくうらやましがってました。一緒にやっていて楽しいし、全国に魅力が広がっていると思います」と、黒田の名前が全国区になりつつあるという証言をしていた。

舞台『VS.』の会見の様子

「ボブ・マーサム」名義で出演もする村角は「大ベテランの方たちを、こんなにしゃべらせて動かす舞台はかなりめずらしい。稽古段階でとんでもなくおもしろいので、ABCホールが割れるかもしれないです(笑)」と、大いに笑える舞台になることをアピールした。ほかには川奈美弥生(松竹新喜劇)と和海が出演する。7月26日~28日に「ABCホール」(大阪市福島区)で上演。チケットは前売5000円、当日5500円で、現在発売中。

取材・文・写真/吉永美和子

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