大阪に「赤福氷」、朝8時から並ぶ客も…昨年は約1万杯を売上げ

15時間前

オープン直後、レジ前には行列ができる「赤福」

(写真10枚)

三重土産「赤福餅」でお馴染みの老舗和菓子店「赤福」(所在地:三重県伊勢市)が夏季限定で販売する「赤福氷」。2023年に「阪神梅田本店」(大阪市北区)の催事で販売されて以来、大反響を呼ぶ赤福氷が、今夏も7月16日より登場。今回は過去最大となる120席のイートインスペースが用意され、系列店「五十鈴茶屋」のスイーツも販売される。

■ 人気の赤福氷、今年は「五十鈴茶屋」も出店

氷になじむよう、特別に作られた甘く柔らかな餡と歯ごたえのあるお餅、そして抹茶蜜との相性がぴったりな赤福氷。伊勢市・二見浦に海水浴で訪れる客のため昭和36年に誕生し、基本的には赤福の本店がある三重県や愛知県の店舗だけで提供している。そんな背景もあり、昨年おこなわれた催事では6日間で1万1000杯を売り上げたほどの人気を誇る。

夏季限定の「赤福氷」(800円)
夏季限定の「赤福氷」(800円)

昨年は初回の大反響を受けてイートインスペースを90席に増席し売り場面積を催事全体の約2分の1まで拡大したが、今年は過去最大となる120席にまで拡大。また今回の催事では同店が手がける和洋菓子店「五十鈴茶屋」も出店し、「オール赤福」が楽しめる内容に。

増席したこともあってか、回転率の高さには期待できる
「赤福」イートインスペースの様子。増席したこともあってか、回転率の高さには期待できる

今回は、4月にオープンし同じく赤福氷を提供している喫茶店舗「大阪髙島屋」(大阪市中央区)との差別化も気になるところだが、催事の担当者は「席数をかなり多くしているので回転率はかなりいいと思います」とコメント。また、「五十鈴茶屋さんのコルネはその場にあるオーブンで焼き上げるので、焼きたて感が味わえるのは、ほかとの違いかもしれません」と話した。

オープン初日は朝から雨が降ったにも関わらず待機列ができており、開店と同時に多くの客が入店。瞬く間に行列ができあがり、変わらぬ人気の高さがうかがえた。

列の一番先頭にいた女性は、朝8時45分から並んでいたとか。かなりの赤福氷のファンかと思いきや意外にも去年まで餡が苦手だったといい、赤福をきっかけに初めて餡を食べられるようになったという。「家族から『赤福氷おいしいよ』ってずっと言われてて、気になっていました。今回近くで(催事を)やると聞いて行かなきゃなとなりました」と話し、「すっごくおいしかったです!」と初・赤福氷の感想を笑顔で語った。

かき氷の中にはお餅と餡が入っている
かき氷の中にはお餅と餡が入っている「赤福氷」

物販コーナーでは定番の「赤福餅」(12個入・1300円)をはじめとし「赤福水ようかん」(1200円)、さらに 五十鈴茶屋から「レモンコルネ」(350円)や「土用さわ餅」(4個入り・1000円)など夏限定のメニューも販売されるので、赤福氷を食べたあとに立ち寄ってみては。

「赤福餅」(1300円)をはじめとし、夏季限定のお菓子などお土産にもうれしいアイテムもずらり
「赤福餅」(1300円)をはじめとし、夏季限定のお菓子などお土産にもうれしいアイテムもずらり

赤福氷は同百貨店1階「食祭テラス」で開催中の催事『赤福氷と五十鈴茶屋~甘味めぐり~』にて、7月21日まで販売される。価格は1人前・800円、時間は10時〜20時(赤福氷のオーダーストップは19時30分)。

取材・文・写真/つちだ四郎

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