ダブルヒガシが上方漫才協会大賞、カウス絶賛「愛嬌がある」

2024.1.9 07:00

お笑いコンビ・ダブルヒガシ(左から大東翔生、東良介)「M-1、一直線!」

(写真4枚)

笑いの殿堂「なんばグランド花月」(大阪市中央区)にて1月8日におこなわれた『第九回 上方漫才協会大賞』。49組のノミネート芸人のなかから、ダブルヒガシ(東良介、大東翔生)が大賞に選ばれた。

若手漫才師たちのサポートをつとめる「上方漫才協会」の審査会が、前年に各分野で活躍し上方漫才へと貢献したノミネート芸人をさまざまな角度から審査し決定される同賞。2023年は天才ピアニストが受賞し、過去にはアインシュタイン、見取り図、ミルクボーイなど錚々たるメンバーが名を連ねている。

最終ノミネート組として発表されたのは、ヘンダーソン、さや香、カペポスター、ダブルヒガシ、コットン、男性ブランコ、マユリカ、オズワルド、エルフの9組。大賞としてダブルヒガシが発表されると、会場にはどよめきと大きな歓声が上がった。

2023年は『M-1グランプリ』にてワイルドカード枠で準決勝に進出、『ABCお笑いグランプリ』『ytv漫才新人賞』とお笑いコンテストの2冠を獲得するなど、大活躍の1年だったダブルヒガシ。トロフィー授与の際に協会の会長・中田カウスから「泣いてへんがな!」とつっこまれた東は、「心の中は涙で涙で。偶然にも今は出てないだけで、うれしいです」と、笑顔を見せた。

■ ダブルヒガシとのエピソード「みんなが避ける」

その後におこなわれた囲み取材でカウスは、「漫才は絶えずとどまらず、変化を繰りかえしながら、というのが大事なこと。それでいうと、昨年のダブルヒガシは新ネタに向き合う気持ちが一番強かった、仕上がりもよかった」と2人についてコメント。

「見た目は半グレコンビ・・・僕が私服でダブルヒガシを連れて歩いていたら、みんな避けるんです」との発言には2人から猛ツッコミが入ったものの、「漫才師としての愛嬌、何を言っても許されるかわいらしさがある」と、絶賛した。

今後の目標を聞かれた大東は「最高のスタートダッシュになりました。1つに集中できるようになったんで、ほかの仕事を頑張りながら最終目標はM-1でいい結果を出したいです」と意気込んだ。

ほかにも、新人賞にタイムキーパー、話題賞に2023年のM-1王者・令和ロマン、劇場賞に『THE SECOND』の初代チャンピオン・ギャロップがそれぞれ受賞した。

取材・文・写真/つちだ四郎

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