京都高島屋に「まんだらけ」オープン、マニア注目のワケは?

2023.10.15 20:00

「京都高島屋S.C.」T8の「カオスパーク」をテーマにした4階フロアに誕生した「まんだらけ京都店」

(写真8枚)

漫画・アニメに関するグッズや書籍、トイなどをあつかう専門店「まんだらけ」の新店が、10月17日に開業する「京都高島屋S.C.」(京都市下京区)内の専門店ゾーン「T8」にオープン。百貨店に出店するということでSNSでも大いに話題となっているが、京都店はどういった特徴があるのか、担当者に話を聞いた。

サブカルチャーに特化した専門店としてマニアから知られる「まんだらけ」。今回の出店に際し、担当者は「従来のまんだらけユーザーに加え、百貨店の顧客や国内外からの観光客、エンタメやサブカルチャーを求めるファンなど、幅広いユーザーを迎えたい」と狙いを話す。

気になる品揃えだが、既存の店舗と同じく書籍やグッズの販売・買取をおこなうほか、DVDやCDなど映像関連のソフトや雑誌、ヴィンテージムック本やアート&サブカル関連書籍、各種トイやドール、アンティークおもちゃやホーロー看板、企業ノベルティグッズなどがショーケースにずらりと並んでいる。

「まんだらけ京都店」マニアが注目しているという、「ビックリマンチョコ」のおまけシールを意識した「自作シール」も

担当者によると、オープン前からカード・シール類への注目度が高かったといい、これまでオンライン上でしか扱わなかった商品を実店舗で確認できるのも同店ならではの特徴だという。さらに、古都の歴史とサブカルチャーを融合させるというコンセプトを込め、店内には京都らしい鳥居のオブジェクトが設置され、高島屋内で異色を放っている。

■ 「高島屋の新たな挑戦」カオスパークがテーマの4階

同店がオープンする4階は、フロア全体が「まんだらけ」の企業カラーであるビビッドな「赤」で統一され、「カオスパーク」がテーマに。これまでの高島屋では扱わなかった「アート&サブカルチャー」や「趣味を通じた交流」にフォーカスした店舗選びを意識しているといい、「まんだらけ」を筆頭にレコードショップ「フェイスレコード」やクリエイターの作品を扱う「ヌーヌ KYOTO」など、独自路線の店舗が集結した。

1994年に創業し、渋谷のレコード文化を支えてきたレコード店「フェイスレコード」。店内はわりと大きめに音楽が流れている

高島屋の村田善郎社長は12日におこなわれたプレス内覧会にて、「現代アートやサブカルチャーに特化したテナントを強化することも『京都高島屋S.C.』の新たな取り組み。趣味を語り合うなど『買いもの』以外の楽しみを提供する狙いがある」とコメント。4階こそが、「新しい高島屋の挑戦を肌で感じていただきたい」という村田社長の言葉を象徴するフロアとなっている。

「京都高島屋S.C.」は10月17日にオープン。アクセスは、阪急電鉄「京都河原町駅」の中央改札口直結。

取材・文・写真/つちだ四郎

「まんだらけ京都店」

2023年10月17日(火)オープン
住所:京都市下京区四条通河原町西入真町52 「京都高島屋 S.C.」4F
営業:12:00〜20:00(17日は10:00〜)

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