芸術と観光を融合した演劇祭、兵庫の豊岡市で9月から開催

2023.7.22 17:00

過去の『豊岡演劇祭』の様子

(写真9枚)

城崎温泉や神鍋高原といった観光地で知られる兵庫県豊岡市。その周辺地域一帯を舞台にした『豊岡演劇祭2023』が、9月14日に開幕する。

■ そもそも『豊岡演劇祭』って?

豊岡市といえば、公立大学「芸術文化観光専門職大学」(学長:平田オリザ)が開校するなど、芸術と観光を結びつけた町おこしを推進している。この『豊岡演劇祭』も2023年で4回目を迎え、今回は海外アーティストの演目から市民参加型の演劇まで、有料・無料合わせて100以上のプログラムが並ぶ。なかには、「昨年演劇祭に来て、のどかで肩の力が抜けていることに感銘を受けて、ぜひ参加したいと思った」と言う俳優・平田満の名前も。

■ 旅のように「演劇」を楽しめ工夫も

また、観光列車に乗って楽しむ演劇列車『うみやまむすび夢十夜 こんなゆめをみた!! の旅』(総合演出:田上 豊、9/17・18、20~23)や、旅館の食事と演劇がセットになった『よるよむきのさき』(9/14・15、18・19)など、観光地ならではの企画も用意されている。

観光列車に乗って楽しむ『うみやまむすび夢十夜 こんなゆめをみた!! の旅』

フェスティバルディレクターの平田オリザは会見で、「但馬地域に、演劇の渦が渦巻くようなイメージのプログラムとなりました。ここから国際的なフェスティバルへの、第一歩を踏み出したい」と意気込む。県外の観客向けには、演劇祭用の宿泊プランや臨時バスなども準備される予定だという。演劇祭は9月24日まで。各公演のチケットは、但馬エリアは7月25日に先行発売、そのほかの地域は8月1日に発売される。

取材・文/吉永美和子

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