片岡愛之助、歓迎ムードに思わず「ウルッと…」4年越の上演

兵庫県・豊岡市でおこなわれる『第十三回永楽館歌舞伎』に向け、会見をおこなった片岡愛之助(12日・大阪市内)
歌舞伎俳優・片岡愛之助が座頭となり、近畿最古の芝居小屋「出石永楽館」(兵庫県豊岡市)で開催する歌舞伎公演「第十三回永楽館歌舞伎」。コロナ禍を経て、4年ぶりに実施される公演に向けて、愛之助が7月12日に大阪市内で会見をおこなった。
■ 「絶望的」と振りかえるコロナ禍
1901年に開業し、1964年に閉館したものの、2008年に大改修をおこなったうえで復活した「永楽館」。愛之助は、復活のこけら落とし公演の舞台に立って以来、レトロかつアットホームな空間に魅力を感じ、ほぼ毎年歌舞伎公演を実施。コロナで歌舞伎の舞台が次々に中止になっていた頃も、「永楽館」のことをいつも気にかけていたそうだ。

「『密はいけない』と言われていたなかで、(空間の)密が売りの永楽館は絶望的だな、と。いつになったらできるのかと思っていたので、本当にうれしゅうございます」と喜び、「タイムスリップしたような気分になれるし、舞台と客席の一体感はどこよりも強い。ここでいろんなお芝居にチャレンジしていきたいし、ライフワークのような位置づけの公演です」と明かした。
■ 「待ち遠しくて、遠距離恋愛のようでした」
今回上演するのは、華やかなビジュアルと勇壮さが「これぞ歌舞伎!」という雰囲気の『菅原伝授手習鑑 車引』と、嫁を探す男とそこで「釣れた」女とのユーモラスな掛け合いを見せる『釣女』の2本。「『車引』は、なかなか(他所では)かからない上方の型で上演します。『釣女』は明るく笑える、初めての方も楽しんでいただける演目です」と解説。

会見中は、実行委員会の榮木健二会長が、地元を代表して「おかえりなさい! 待ち遠しくて、遠距離恋愛のようでした」と熱烈に語る場面も。愛之助も「愛の告白をされたようで、ウルッとしました。役者を続けている限り、永楽館歌舞伎も続けていきたい」と応えたうえで、「お練りもできたらと思いますので、相談させてください」と、この場を借りてリクエストしていた。
愛之助以外の出演者は後日発表。公演期間は9月22日~26日で、チケットは一般1万3000円。豊岡市内の小学生~高校生は、3000円で観劇できる。7月23日から発売開始。公演期間中は、新大阪駅から公演専用バスが毎日運行される(要予約)。
取材・文・写真/吉永美和子
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