「らんまん」の主人公モデル・牧野博士、その植物愛を大阪で

2023.6.22 07:15

朝ドラで注目! 高知県出身の植物分類学者・牧野富太郎のミニギャラリー

(写真10枚)

現在放送中の連続テレビ小説『らんまん』(NHK)の主人公モデルである、植物分類学者・牧野富太郎氏のミニギャラリーが、「阪神梅田本店」(大阪市北区)に登場。彼の出身地・高知県に特化した催事も併せておこなわれている。

■ アートな「植物図」、その精密さにうっとり 

開店直後から、朝ドラファンなど牧野氏の植物図を鑑賞する客の姿が見られた

会場でまず目を引くのは、牧野氏の巨大年表パネル。高知県・土佐の大自然に生まれ、後に植物図の名手として有名となった彼の94年の生涯が記されている。

そのほか、牧野氏が描いた野菜などの複製図約10点、写真家・菅原一剛による牧野氏の植物標本のポートレイトも展示されており、小さな美術館のような空間に。催事担当者は見どころについて、「独学ながら茎などの精巧な描き方や配置がアートのよう。植物という好きなことで走りきった彼の情熱が伝わってきます」と話す。

朝ドラファンだという50代女性客は、「気軽に大阪で見られてうれしい。高知に行って本物も見たいけどね」と、笑顔で鑑賞していた。朝ドラ効果で連日盛況という「高知県立牧野植物園」で販売されている植物図ポストカード(220円)や植物型が愛らしい「オリジナル和三盆」(930円)など、普段は現地でしか手に入らない品も並ぶ。

牧野氏のパッケージ&植物型が愛らしい「オリジナル和三盆」(930円)

『高知フードトリップ&牧野博士のボタニカルワールド』の会場は「阪神梅田本店」の1階「食祭テラス」にて、期間は6月26日まで。時間は朝10時~夜8時。

取材・文・写真/塩屋薫

『高知フードトリップ&牧野博士のボタニカルワールド』

期間:6月21日(水)~26日(月)
時間:10:00~20:00
場所:大阪市北区梅田1-13-13 阪神梅田本店 !F食祭テラス

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