大阪で3年ぶりにペンギンが誕生、人工授精の成功例なるか?

2023.6.17 08:00

今回誕生した「ミナミイワトビペンギン」

(写真2枚)

大阪の水族館「海遊館」(大阪市港区)で6月10・11日、「ミナミイワトビペンギン」の赤ちゃん2羽が誕生。同館では3年ぶりの繁殖となり、飼育員は喜びを噛み締めた。

岩場を飛び跳ねて移動することから名が付いたミナミイワトビペンギン。目の上の黄色い冠羽が特徴でSNSでは「ロックな雰囲気」「イケメン」とファンが多い一方、個体数は年々減少傾向にある。海遊館では2011年から同ペンギンの研究が開始され、2016年には液状保存精子を用いた人工授精に世界で初めて成功した。

今回誕生した雛の母親は、受精率を高めるためにペアのオスとの自然受精に加え、ペアでないオスとの人工授精も実施されたペンギン。そのため、雛たちに今後おこなわれる検査で、人工授精に用いた液状保存精子のDNAが検出されれば、世界で2例目の人工授精が成功したことになるという。

同館飼育員は、「これまで毎年のように雛が誕生していたのが2021年、2022年と途絶え・・・どうすれば繁殖を再開できるか悩み、試行錯誤を重ねる毎日でした」と苦悩を語ったうえで、「今回このように雛の姿を見ることができ、とてもうれしいです。みなさんにも雛と子育ての様子をご覧いただいて、生命誕生のすばらしさを感じていただければ」と話す。

雛たちの成長は順調とのことで、彼らが暮らす「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽ではときおり、親鳥たちが雛に口移しで餌を与えるといった子育ての様子を見られるという。

開館時間は朝10時〜夜8時(季節により変動、最終入館は閉館の1時間前)。入場料は高校生・16歳以上2700円、小中学生1400円、3歳以上700円。

海遊館

住所:大阪市港区海岸通1-1-10
時間:10:00~20:00(曜日・時期によって変動あり、最終入館は閉館1時間前まで)
料金:高校生・16歳以上2700円、小・中学生1400円、3歳以上700円
電話:06-6576-5501(海遊館インフォメーション)

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