A.B.C-Z戸塚、五関を褒めちぎる「なんでもできる人」

2023.5.22 20:15

舞台『夜曲~ノクターン~』に出演する(左から)A.B.C-Zの戸塚祥太と五関晃一(20日・大阪市内)

(写真1枚)

A.B.C-Zの五関晃一と塚田僚一がダブル主演をつとめる予定だった、大阪松竹座開場100周年記念公演『夜曲~ノクターン~』。体調不良のために活動休止を発表した塚田に代わって、同じグループの戸塚祥太が出演することとなり、五関&戸塚の会見が大阪市内でおこなわれた。

■ 2人は初共演「現場としてはすごく新鮮」(五関)

原作は、岸田國士戯曲賞作家・横内謙介の代表作『夜曲~放火魔ツトムの優しい夜~』。放火を繰り返す青年・ツトム(五関)が、廃墟の幼稚園に火をつけたところ、長い眠りについていた武士・十五(戸塚)を目覚めさせてしまい、700年前のお家騒動に巻き込まれる・・・という物語。1986年の初演では、六角精児がツトム役を演じている。

2人だけで共演するのは初ということで、五関は「現場としてはすごく新鮮」と笑いつつも「一緒に芝居をしていると『とっつー(戸塚)はこう来るだろうなあ』というのもわかるし、僕のキャラもわかってくれていると思うので、安心してぶつかりに行けます」と、長年同じグループにいたからこその以心伝心ぶりを明かす。

対する戸塚も「お互いに負荷のかかる役というか(笑)、がっつりと台詞のやり取りもあるし、役割も多いです。こういう交わり方は、今まで初めてかもしれない。これからどういう化学反応や進化が起こるのかと、本番が楽しみだし、自分のなかでも貴重な時間になると思います」と期待を語った。

■ 五関は「天才とかそういう言葉がしっくり来る人」(戸塚)

お互いの印象について聞かれると、戸塚は「(ジャニーズ)Jr.の頃から、俳優業でもバラエティの現場でも、なんでもできる人という印象。もちろん努力あってのことでしょうけど、多分天才とかそういう言葉がしっくり来る人です」と、五関に最上級に近い褒め言葉を贈った。

対する五関は「気持ちを切り替えるスイッチが明確だし、セリフ覚えがめちゃくちゃ早い。今回の稽古は1週間遅れで合流したけど、僕よりも台本を手放していて焦りました」と称賛したあとで、「もう少し台本を持ちながら(稽古を)するつもりだったのが、とっつーが離してたらもう見れないと思って・・・これ半分苦情です」とぶっちゃけて、記者陣を笑わせた。

演出は「柿喰う客」の中屋敷法仁。五関と戸塚のほかには兒玉遥、相楽伊織、愛原実花、河合雪之丞などが出演する。公演は6月6~22日に「大阪松竹座」(大阪市中央区)にて。チケットは、1等席が1万2000円、2等席が5000円で、現在発売中。

取材・文・写真/吉永美和子

大阪松竹座開場100周年記念公演『夜曲~ノクターン~』

会場:大阪松竹座(大阪市中央区道頓堀1-9-19)
期間:6月6日(火)〜6月22日(木)
料金:1等席1万2000円、2等席5000円

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