京都劇場の「裏側」を回るツアー、1200円は価値アリすぎた

客席の壁側に設置されている、照明機材を触るためのスペース「フロント」も見ることができる
劇団四季作品などを上演する、JR京都駅直結の「京都劇場」(京都市下京区)。そこで、不定期に開催されているバックステージツアーがどうやら迫力&コスパが良さそうだったので、編集部が潜入してみた(以下ネタバレあり)。
■ 来場者からの反応は? 「次の公演で推しが出るので下見を」
「演劇やコンサートは不要不急」と言われたコロナ禍真っ最中・・・2020年に誕生した同ツアーは、2023年で早くも3年目を迎える。大々的な告知はせずにひっそりとおこなってきたため、まさに「知る人ぞ知る」企画となっているが、その評判は上々だ。
というのも同劇場では、昨今劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』や舞台『「鬼滅の刃」其ノ参 無限夢列車』『僕のヒーローアカデミア』をはじめとする2.5次元系の作品を数多く上演しており、コアなファンが存在する作品が目白押し。そんな彼らにとって同ツアーは、「あの○○さんがいたところに自分が立ってる!」「次の公演で推しが出るので下見を」といった興奮のタネとなっているそう。

■ まさかの「楽屋」も入れます、スター気分を満喫
ツアーは客席に座ったところから始まる。舞台セットが組まれていない「空」の劇場になかなか入るチャンスはないため、この時点からすでに貴重な経験だったのだが・・・。スタッフによる舞台の豆知識紹介、客席によって異なる照明の楽しみ方(ちなみに2階席は照明を楽しむにはオススメ)などを教わりながら、「調光室」や「舞台袖」、そして舞台の真下にある空間「奈落」など、順番に回っていく。

劇アツ!ポイント1「化粧スペースで写真撮影」
なかでも記者含め、参加者の反応が大きかったポイントは「楽屋」フロア。普段キャストが使っている楽屋に実際に入ることができ、夢の「化粧前」に座ることもできる。化粧前というのは、楽屋に設置されている化粧スペースのことで、鏡に椅子、そして舞台上の明かりを再現する球体のライトが付いた場所。「みなさん、好きな俳優さんたちがSNSに投稿されている写真を見て、『ここの楽屋かな〜』と写真撮影を楽しまれていますね」と、担当者は話す。

劇アツ!ポイント2「自分の着到板をミッケ」
そして、ツアーの中盤では「着到板」と言われる、自分の名前カードで「到着」を確認できるタイミングも設けられている。出演者はまず劇場に来ると、その「着到板」を赤から白に変えて、ほかのキャスト・関係者に劇場にいることを知らせる。なんと同ツアーではその「着到板」を好きな名前で準備してもらえるので、彼らに習って「劇場入りシーン」を再現することもできるのだ。

ほかにも詳細を書きたいところだが、すべて言うと楽しみが無くなってしまうので、この辺でやめておきたい。だがひとつ言えることは「これで1200円!?」というコストパフォーマンスの素晴らしさだった。舞台のチケットは1万円前後と決して安くはなく、もちろんパフォーマンスは一度きり。
だが、このツアーに参加するとそんなお気に入りの作品の後味(もしくは予習も?)を十分に噛みしめることもできるし、たとえお気に入りの作品が無くても「初体験だらけ」で、しかも「撮影OK」という、ちょっとしたテーマパークに来たような高揚感が味わえることだろう。

担当者は「コロナ禍で誕生した企画ですが、みなさんに楽しんでいただいているので、今後も続けていきたいと思っております」と話しており、「さらにパワーアップさせていきたい」とも。ちなみに1200円という価格の安さについて尋ねると、「この企画ではお金を稼ぐことは考えていません、劇場のファンになていただき、色々な公演にお越しいただけたらうれしいです」と、期待を込めた。
『京都劇場バックステージツアー「劇場の裏側お見せします 45ミニッツ」』5月の開催日は満席。今後のスケジュールなど詳細は公式サイトにて。
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