森且行、挑戦する原動力を「SMAPの存在のおかげ」

2023.5.14 00:30

舞台挨拶に登場した森且行選手、穂坂友紀監督(5月13日・京都市内)

(写真3枚)

ドキュメンタリー『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』が『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』内で上映される。会場のひとつ「アップリンク京都」(京都市中京区)にて5月13日におこなわれた舞台挨拶では、オートレーサーの森且行と穂坂友紀監督が登壇した。

アイドルグループ・SMAPのメンバーとして活躍し、1997年にはかねてからの夢だったオートレーサーへと転身した森。同作では、2021年1月に起こった落車事故から、森が過酷なリハビリに挑み復帰を目指す姿を描いている。

4月6日に2年3カ月ぶりとなるレースで見事1位に輝いたばかりの森だけに、会場に集ったファンからは大きな拍手が送られた。

復帰戦ではプレッシャーを感じ弱気になっていたという森だが、直前にSMAPの仲間たちから送られてきたメッセージで元気をもらったという。

「慎吾ちゃん(香取慎吾)は『負けてもいいよ。人生死ぬまでチャンスがあるから』、つよぽん(草彅剛)は『復帰できたら、もう勝ちだよ』って言ってくれて。そこでプレッシャーがなくなって、これは楽しんで行こうと思えました」と振り返った。

現在も足の痺れが残りつつリハビリやトレーニングに励むことでカバーしているという森は、苦しい状況でも挑戦を続けられる原動力を「オートレースがすごく好きなことと、5人の存在です。5人が頑張ってくれているから、僕も頑張ろうって気持ちになります」とSMAPのメンバーたちへの思いを語った。

また、穂坂監督は続編に向けて現在も取材を続けているといい「期待していただきたいです」と力強くコメントした。

取材・文・写真/つちだ四郎

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