奈良市内の４つの寺を巡る周遊イベント『奈良・西ノ京ロータスロード〜蓮と歴史を楽しむ旅〜』が、６月１５日からスタートする。

「奈良市観光協会」が４つの寺と企画する同イベント。毎年蓮が美しい６～８月にかけて、律宗や法相宗、真言律宗など宗派の異なる４つの寺巡りが楽しめる。

「ロータスロード」とは、鎌倉時代の名僧・叡尊が真言律の根本道場として再興した「西大寺」や、奈良時代の高僧・行基が東大寺大仏造立の布教活動の拠点とした「喜光寺」、奈良時代の高僧・鑑真ゆかりの珍しい蓮が咲き誇る「唐招提寺」、天武天皇が発願し、持統天皇により建立された「薬師寺」の４ケ寺を結ぶ道の総称を指す。

会期中は、４ケ寺の共通拝観券を販売。また、券を提示すると人気の「ロータスロード特別御朱印」（別途納経料）が各寺院で授与される。特別御朱印の台紙は毎年色が変わり、今年は知恵を表す色「五色」の中の赤色だという。

ほかにも世界遺産「唐招提寺」での『朝がゆ体験』（１人１５００円）をはじめ、今回からの新企画『切り絵体験』（１人２０００円）を喜光寺で開催。「清浄な花」とされる蓮に囲まれ、心が整う体験が出来そうだ。

期間は８月１６日まで。オリジナルグッズや周辺地域で使えるクーポンがついた「四ケ寺共通拝観券」は１枚４０００円（１５００枚限定）。そのほか４ケ寺を巡るツアーも（１人７０００円）。詳しくは公式サイトにて。