大助・花子「立つのが先か、漫才が先か」漫才イベントを決意

2023.4.18 07:00

5月1日に漫才イベントをおこなう宮川大助・花子(4月10日・大阪市内)

(写真5枚)

漫才コンビの宮川大助・花子が、漫才イベント『宮川大助・花子の「おまたせ!」』を5月1日に「YES THEATER」(大阪市中央区)で開催。イベントに先立って4月10日におこなわれた記者会見には、夫婦揃って出席してイベントに対する思いや病状について語った。

2019年12月に花子が病床に伏し、以来2021年の舞台復帰以降も闘病を続けている2人。花子は、「この4年の間に入退院を繰り返したり、ガンの数値が上がったり下がったり。早めにやっとかへんかったらお迎えが先に来てしまうんちゃうかと思って・・・。芸能界のいろんな方が志半ばで亡くなっていくのを見てきて、どんな形であれ、2人でみなさんの前に出たいと思った」と、イベント開催に至った思いを語った。

一方の大助は、「僕の意見は全然なくて、女房が『やりたい』とやる気満々で。僕は4年のハンデで素人に戻ってしまいましたが」と笑うものの、「肺に水が溜まって救急車で運ばれ、ほとんど心肺停止になってそのまま集中治療室に入って、3日目にやっと目が醒めた」と花子の病状も明かした。

今回は花子本人の強い希望によって、4年ぶりに披露する漫才ありトークありの盛りだくさん内容を企画。一時は「センターマイクの前に『立つ』」ということにこだわっていたという花子だが、「パラリンピックを見ていて、車椅子の選手がすごく頑張っていた。それを見ていて、『立つのが先か、漫才が先か』と決心できた」と、心境の変化があったとも話す。

今では週に数日は花子の身のまわりの世話をすべて大助がしているといい、「生きるって大変、って毎日思う」(花子)という日々を過ごしているものの、「この年になって一緒にお風呂に入るなんて普通はない。だから感謝しているところもある」(大助)とあいかわらずの夫婦愛を垣間見せた大助・花子。2人の仲睦まじい雰囲気に、会見場は温かい拍手と笑いに包まれた。

取材・文・写真/上地智

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