京都・宮津「丹後魚っ知館」が5月で閉館、SNSに惜しむ声

2023.4.15 08:00

「関西電力」のサイトに掲載された「丹後魚っ知館(うぉっちかん)」のお知らせ

(写真1枚)

京都府北部・宮津市にある水族館「丹後魚っ知館(うぉっちかん)」が5月30日に閉館すると、運営する関西電力が発表した。SNSでは、「凄いショック」「うわ〜、懐かしの水族館が・・・」といった閉館を惜しむ声が溢れている。

1989年に開館した「丹後魚っ知館」。開館以来、「宮津エネルギー研究所」をPRする施設として、エネルギー知識の普及や啓発などをおこなうとともに、丹後の海に生息する生き物などを展示していた。

「ローカル水族館」として地元民のみならず、水族館ファンからの人気も高い京都府北部では唯一の水族館。多種多様な魚のほか、アザラシやペンギンなどの水辺の生き物約150種類が飼育されており、その姿を間近で観察することができる。

関西電力によると、火力発電所でもある「宮津エネルギー研究所1・2号機」の廃止が閉館の理由という。同研究所は、約20年以上に渡り稼働を停止しており、発電所の取り扱いを検討していた。「丹後魚っ知館」で飼育していた生き物たちはすべて、ほかの水族館に受け入れてもらえるよう調整中という。

これまで約602万人が来館した同水族館。思い出の詰まった場所として同水族館を上げる地元民も多く、閉館まで賑わいをみせそうだ。

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