役所広司、原作者の絶賛に「役者としてはこわいです(苦笑)」

2023.4.11 20:30

主演映画『銀河鉄道の父』の舞台挨拶に登壇した俳優・役所広司(4月11日・大阪市内)

(写真2枚)

映画『銀河鉄道の父』で主演をつとめた役所広司が4月11日、大阪市内で実施された特別先行上映会に登壇。メガホンをとった成島出監督とともに、舞台挨拶をおこなった。

30年以上の付き合いがあるという、役所と成島監督。2人にとっての最初の仕事は、成島が脚本をつとめた役所主演の映画『大阪極道戦争 しのいだれ』(1994年)で、「仕事仲間ですし、友人でもありますし。たくさんの映画を知ってて、日本映画への愛情がとても深い人。ホントに信頼している監督です」と語った役所。

この映画は、国民的な人気を誇る童話作家、詩人の宮沢賢治が「実はダメ息子だった・・・」という大胆な視点で描いた作家・門井慶喜の直木賞受賞作を原作にしたもの。役所は、厳格な父であろうとするも、あふれ出す息子・賢治への愛に自ら振りまわされ、やがていちばんのファンになっていく父・政次郎を演じた。

「かつて仲代達矢さんや渡哲也さんという重厚な俳優さんが(宮沢賢治の父を)演じてこられましたけど、僕の政次郎さんのイメージは、門井先生が書かれた厳格そうにしてるんだけど、どこかスキだらけで子どもたちに甘い父親。ユーモアがあって、愛嬌がある。これはおもしろいなと思いました」と、役作りについて明かした役所。

左から、俳優・役所広司、作家・門井慶喜、成島出監督(4月11日・大阪市内)

この日は、原作者・門井が大阪在住であることから会場を訪問しており、イベントでは急遽登壇することに。「寝屋川の狭い部屋でひとりで一生懸命に書いたものが、たくさんの方の手を借りて、素晴らしい映画になりました。誠に感無量です。すでに2回観てるんですが、2回とも泣いちゃって。今日3回目ですけど、ハンカチは忘れずに持ってきました」と挨拶した。

その原作者を前にした役所は、「こわいですよ(笑)。僕はそんな風に書いてません、と言われるんじゃないかと。でも、先生に『観客として楽しみました』とおっしゃっていただき、試写のときに安心しましたけど。でも、なかなかご遺族の人や原作の先生に会うのは、役者としてはこわいです」と苦笑いを浮かべた。同映画は5月5日から公開される。

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