宮沢氷魚、ピュアな天才画家役に自信「温かい気持ちになる作品」

2023.4.11 21:27

映画『はざまに生きる、春』の舞台挨拶に登壇した主演の宮沢氷魚(4月11日・大阪市内)

(写真4枚)

映画『はざまに生きる、春』の舞台挨拶が4月11日、大阪市内でおこなわれ、主演の宮沢氷魚らが登壇した。

同作品は、若手画家と雑誌編集者の淡い恋を描いた純愛映画。天才的な画の感性を持つ屋内透役を宮沢、出版社で働く小向春役を小西桜子が演じた。宮沢扮する透は、「青い絵しか描かない」ことで有名な画家で、感情を隠さず「誰かの気持ちを汲み取る」ということが苦手な「発達障害」を抱える。思ったことをストレートに話す透に、戸惑ったり振り回されたりしながらも次第に惹かれていく春。同作は、そんな2人の揺れ動く感情や精神的な成長が見どころとなっている。脚本・監督は、今作が初のオリジナル長編作品となる葛里華(かつ・りか)が務めた。

「第16回アジア・フィルム・アワード」で最優秀助演男優賞を受賞した『エゴイスト』、明智光秀を好演した『レジェンド&バタフライ』など話題作に出演したほか、6月からスタートする舞台『パラサイト』にも長男役でキャスティングされており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの宮沢。

■久しぶりの来阪に笑顔

登壇した宮沢は、「大阪に来るのは久しぶりなので、すごく楽しみにしていました。大阪の活気とみなさんからエネルギーをもらって、とても楽しい1日になりました」と大阪のファンに挨拶。

久しぶりの来阪を宮沢自身も喜んでいる様子で、「明日まで大阪にいるので、街を散歩したいですね。あとは、ベタで皆さん聞き飽きていると思うんですが、本場のたこ焼きが食べたいです。実家にガスタイプのたこ焼き器があったので、よく作っていて。大好きなんです」と幼少期のエピソードも交えて話した。

宮沢が演じた透というキャラクターについては、「透くんは、本当にまっすぐで嘘のない人間。人とコミュニケーションを取るのは得意ではないが、自分の思ったことを人に伝えることができる。そのなかで、いくつもの壁にぶつかるが、純粋さやピュアさが彼の魅力」とアピール。

また、「僕にとっても、こんなに温かい気持ちになる作品は久しぶりです。人とつながることやコミュニケーションを持つことの難しさであったり、その奥にある美しさや魅力にこの映画を通して改めて気付きました」と語った。同作品は、5月26日より公開される。

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