大友啓史監督「始まりの地・京都太秦をもう一度盛り上げたい」

2023.1.24 07:30

映画『レジェンド&バタフライ』記者会見に登場した大友啓史監督(1月23日・京都市内)

(写真2枚)

映画『レジェンド&バタフライ』記者会見が1月23日、映画館「T・ジョイ京都」(京都市南区)でおこなわれ、信長役の木村拓哉、濃姫役の綾瀬はるか、そして、メガホンをとった大友啓史監督が登壇した。

東映創立70周年記念作品として企画された同映画。政略結婚で出会った織田信長とその正室・濃姫の絆の物語で、水と油だった2人が天下統一に進んでいく過程で、次第にお互いが欠かせない存在となっていく姿を描いている。

2010年の『龍馬伝』で大河ドラマの歴史を刷新し、『るろうに剣心』シリーズで日本のアクション映画史を更新した大友監督が、日本屈指の脚本家・古沢良太とタッグを組み、信長という日本でもっとも知られる人物像を新たに構築した意欲作でもある。

ロケ地での撮影は、すべて東映京都撮影所でおこなわれたという本作。大友監督は、「フリーになって1作目の『るろうに剣心』を撮るとき、そうだ、京都に行こうと。京都で撮ったんですね、そこに本物があるだろうと。京都の地で生まれた映画というのは自由奔放で、時代劇を遊んでらっしゃる。今回、東映京都撮影所と大友組が合体して、始まりの地である京都・太秦をもう一度盛り上げたい」とコメント。

京都で記者会見をおこなった大友啓史監督(左)、木村拓哉(中央)、綾瀬はるか(1月23日・京都市内)

また、アニメーション映画が隆盛を極める昨今の映画事情について、「実写映画を作ってる身からすると、アニメ、マンガに負けたくない。いつも撮影しながら考えてます。どうやってお客さんを楽しませるかに尽きますよね。見たことない映像、見たことない芝居、見たことないものを作り出す。見ざるを得ないような熱量を込めていくこと」と、力をこめて語った大友監督。同映画は1月27日から公開される。

映画『レジェンド&バタフライ』

2023年1月27日公開
監督:大友啓史
出演:木村拓哉、綾瀬はるか、ほか
配給:東映
©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

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