１月２１日より放送される土曜ドラマ『探偵ロマンス』（ＮＨＫ総合）。放送に際し、のちに推理小説家・江戸川乱歩となる平井太郎役を演じる濱田岳が、自身の役柄や共演者についてコメントした。

社会に対し鬱屈した思いを抱えながら、職を転々とする青年・平井太郎が、名探偵・白井三郎（草刈正雄）と出会い難事件に飛び込んでいく姿を描く同作。

同作は濱田が主人公の兄役を好演した朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の制作チームも参加しており、濱田は「どんな作品でもクランクインは緊張しますし、人間関係を構築していく必要があるのですが、今回はほとんどのスタッフさんがすでに知り合いでした（笑）。誰もが信頼している演出の安達もじりさんのもとで台本の一番手に名前が載るポジションでやらせていただけるのは、役者冥利に尽きることです」と話す。

役作りについては、「詭弁家という点です。太郎の友人・初之助　を演じる泉澤祐希さんが、太郎を『機関銃のようにしゃべる』と表現したので僕はセリフをつらつら言わなきゃいけなくなったんですよ。スピード感のあるなかに喜怒哀楽を込めなきゃいけなくて、ハードルが上がりました（笑）」と苦労を振りかえった。

また、太郎がタッグを組む名探偵・白井役を演じた草刈とは今回が初共演とのことで、「（草刈は）何をやってもかっこいい！ 見とれる瞬間が多々あって、ついついキラキラした目で見てしまいます。それで自然と太郎が三郎にひかれている姿ができあがっていますね」と、撮影現場での印象を語っていた。

最後に、視聴者に向けて「普段あまりモニターを見ないタイプですが、今回は体験したことのないスケール感のアクションシーンがあるのでよくモニターチェックしていて、偽りなく『見たことのない』時代劇をお届けできる手応えを感じています。緻密に練られたアクションと、人間模様のハートの部分の化学反応を楽しみにしていてください」とメッセージを送った。

土曜ドラマ『探偵ロマンス』の放送は、ＮＨＫ総合でよる１０時から。全４回の放送予定。