舞いあがれ!第16週振りかえり・母と私の挑戦

2023.1.20 08:15

工場に来たある人に驚く舞(福原遥)とめぐみ(永作博美)(C)NHK

(写真5枚)

舞は今自分に必要なのものは、営業のノウハウではなく、「IWAKURA」が製造する商品についての知識を深めることだと実感する。舞は会社の熟練工である笠巻(古舘寛治)に頼み込み、「IWAKURA」のネジがどのように作られているか教わることになり、めぐみもその講習に参加する。その様子を目にした社員からは、自分たちの社長がネジに関して素人であることを嘆く声も出るが、若手の従業員・土屋(二宮星)は、ネジが好きだからと自らその場に加わる。

帰宅した舞が笠巻から学んだことを復習しようとすると、実家に兄の悠人(横山裕)が訪れる。そして悠人は、初期投資は自分が持つとして、工場を取り壊してマンションを建てないかとめぐみに勧める。それは、借金を返済し家賃収入が得られるという、悠人なりに家族を想っての提案だった。めぐみは悠人の気持ちを有難く受け取るが、舞と一緒に工場を守ることを選ぶ。

幼なじみの貴司からの絵葉書を読む舞(福原遥)と久留美(山下美月)(C)NHK

悠人の来訪を受けて、舞はますます営業に励むもののうまくいかず、なかなか新たな仕事を得ることはできずに落ち込んでいた。しかし、五島にいる幼馴染の貴司(赤楚衛二)から届いたハガキや親友の久留美(山下美月)との会話で元気を取り戻す。そして、舞が笠巻に頼んで始まったねじの講習会に参加する従業員の数も徐々に増えていくのだった。

一方で会社では、取引データを確認していためぐみが、取引先のひとつ「斑鳩商事」への売り上げがおかしいことに気づく。それはリーマンショックの影響で仕事が激減した際に、藤沢がなんとか売り上げを出そうと請け負った受注で、単価が安すぎるために売れば売るほど赤字になるというものだった。

状況を改善しようと、藤沢とともに斑鳩商事に向かっためぐみは、ねじの価格を値上げするよう交渉する。だが斑鳩商事の社員からは、「やっぱり主婦が家計見直すみたいなことしかできはれへんのやねぇ」と嫌味を言われてしまう。

しかし、めぐみは「主婦が家庭守るように、社長は会社守らなあきません」「新しい価格は、弊社の職人たちが持つ高い技術への正当な対価やと思うております」と毅然とした態度を見せ、相手のメリットになる提案を交ぜつつ、改めて価格改定に応じてもらうよう頭を下げる。相手側に退くことなく値上げに成功しためぐみを見た藤沢は尊敬の眼差しを向け、その様子を工場の従業員たちにも伝える。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本