舞いあがれ!第15週振りかえり・決断の時

2023.1.13 08:15

工場にて、視察の様子を見守るめぐみ(永作博美)と舞(福原遥) (C)NHK

(写真5枚)

母の選択を知って動揺する舞のもとに、航空学校の同期で恋人の柏木(目黒蓮)から電話がかかってくる。父が命がけで守ってきた工場を失くしたくない思いと、「(めぐみの)もっと力になりたいのに、どないしたらええんか」と弱音をこぼす舞に対し、柏木は「パイロットになって、親孝行すればいい」と励ます。しかし、舞はその言葉を素直に受け止めきれないでいた。

そしてめぐみは、「IWAKUIRA」の社員たちに会社を売却することを決めたと告げる。今請け負っている仕事は最後までお願いしたいこと、また、信用金庫が資産価値の視察に来るがいつも通りに仕事をお願いしたいと頼む。

めぐみの一連の決断を受けて、めぐみや舞の様子が徐々に落ち着きはじめたと感じた祥子は、めぐみに五島に帰ることを伝える。めぐみは祥子にお礼を伝えるとともに、父親が亡くなった時になぜ漁船を引き継いだのかを尋ねる。祥子は、「あん船に乗れば、今もまだ2人で働いちょる気がすっとさ」と、やさしく微笑むのだった。

カフェ『ノーサイド』にて、久留美(山下美月)と貴司(赤楚衛二)と話しをする舞(福原遥)(C)NHK

一方で舞は、幼馴染の貴司と久留美(山下美月)に、実家の工場が無くなると告げる。「パイロットになる」という夢を投げうっても、工場を続けるため母を支えたいと話す舞に対し、久留美は「諦めて舞に何ができるん?舞には自分のやりたいこと、諦めんでほしいねん」と返す。そして貴司は「トビウオは、水んなかおってもトビウオや」と励ましの言葉を口にする。

周囲の反対を受けながらも、どうにか工場を守れないか模索する舞は、兄の悠人のもとへ「投資をしてほしい」と頼みにいくも、シビアな視点を持つ兄と大きく衝突してしまう。そして、いよいよ売却に向け信用金庫の視察が入る日が訪れる。

視察日の早朝、めぐみと舞が工場へ向かうと、そこには従業員たちの姿があった。「社長が残したもんを最高の状態で見せんとあかんよってな」と、工場の掃除をする従業員の姿を目の当たりにし、舞とめぐみは心を打たれる。浩太がこれまでの軌跡を記したノートを読み、そして従業員たちの「IWAKUIRA」への愛を知り、めぐみは会社をたたむという決断を翻意し、社長として会社を続けることを決断するのだった。

そしてめぐみは、融資を受けている信用金庫の支店長にその決断を告げる。担当者の大西(久保山知洋)からは後押しを受けるが、支店長は当面の運転資金はどうするのかと難色を示す。さらに、人員削減のために従業員に退職勧奨をおこなわなければならず・・・。

放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。土曜日はその週の振りかえり。

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