大阪でコロナ第8波の兆し、インフルエンザも同時に増加傾向

2023.1.11 19:30

定例会見のフリップより「府民のみなさまへのお願い」

(写真9枚)

大阪府の定例会見が1月11日に実施され、新型コロナウイルス感染症の感染者が確実に増加するなか、過去2年間ほぼ患者がいなかったインフルエンザも増加傾向にあることが報告された。

府の感染状況は、直近1週間の平均が1万1403人(前週比約1.35倍)と増加中。さらに病床使用率(1月10日時点)は全体60.8%で、重症病床11.7%、軽症中等症病床65.6%といずれも増加傾向となっている。なお、特定変異株への急速な置き換わりは確認されていないという。

そんななか、2021年と2022年のコロナ流行期にほとんど報告されなかったインフルエンザの患者数も増加傾向を見せていることが分かった。

インフルエンザの流行状況がわかる「定点当たりの患者報告数」の指標では、過去約2年間は流行の目安となる「1」を超えていなかったが、直近で「3.73」と前週よりも大きく伸びている。

これらの現状に対し吉村洋文知事は、「緩やかに確実に増えているという点で、(コロナは)第8波に入っている。変異株の置き換わり事態はゆっくりだが、学校や仕事場から家庭にと、今後も徐々に増えていく可能性がある。基本的な感染症対策と、コロナ&インフルエンザのワクチン接種をお願いしたい」と呼びかけた。

取材・文/岡田由佳子

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