100年超の歴史誇る京都の湯葉屋、食べ比べ叶う店舗オープン

2023.1.9 11:15

汲上ゆば、東寺ゆば、京ゆばちっぷす

(写真4枚)

京都で100年以上続く湯葉屋「三田久」(本店:京都市南区)が1月23日、創業以来初となる飲食店舗を東山エリアにオープンする。

大正9年創業の同店は、薄い湯葉を幾重にも重ねた「極みゆば」や豆乳のとろみを生かしたとろけるような「汲上ゆば」、「ゆばチップス」など、味わいや食感が異なる種類豊富な湯葉を手がけ、地元民からはもちろん、通な京都土産としても長年愛されてきた。

京都駅の近くの町工場で長年湯葉の製造と小売を営んできた同店のほかにも、昭和初期には京都に40商店ほどあった湯葉屋だが、その後の戦争や競争による淘汰、後継者不足などから現在では10数店まで減少。

そんななか、4代目となる三田竜太さんが「このままでは何百年も続く湯葉という食文化の歴史が衰退していく」と考え、創業以来初の飲食・テイクアウト店のオープンを決意したという。清水寺を訪れる観光客で賑わう東山エリアに開業することで、新たなファンの獲得するという狙いだ。

そんな京ゆばの存続をかけた「三田久 清水店」では、同店の人気湯葉数種類、ゆり根や銀杏を湯葉で包み、油で揚げた「東寺ゆば」などをはじめ、こだわりの大豆を使った「ソイラテ」(500円)や「ソイフロート」(650円)、「ソフトクリーム」(400円)といったスイーツも販売され、老舗が手がける湯葉&豆乳の多種多様な味わい方が楽しめる。

営業時間は朝10時〜夕方6時。座席数は25席。

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