お笑い界の新鋭「ハイツ友の会」、想像の斜め上を行く共感ネタ

2022.12.16 12:00

お笑いコンビ・ハイツ友の会(左から清水香奈芽、西野)

(写真3枚)

■「メインは劇場でやっていきたい」(清水)

『M-1』敗者復活戦への思いを聞くと、清水は「勝ち上がるのは大分難しいとは思うんですけど、ずっと見てた『M-1』に出られるのがうれしいですね」とよろこびを見せ、西野は「見てらっしゃる方たちに『なんでこんなんが敗者復活に出てはるんやろ』『なんで準決勝までいけてはるんやろ』って思われないよう、敗者復活戦におってもおかしいと思われへんネタをしないといけないな、っていう風に思っています」と意気込んだ。

互いの驚きの着眼点について、西野に「Aqua Timezが好き」と明かされた清水。これに対し「小学校のときに『決意の朝に』を聞いて衝撃を受けて。私が追うべきものはこれだと」

今回の『M-1』で注目度が増すことは必至だろう。今の時代、芸人の「売れる」という基準がバラエティ番組などのテレビに出るだけではなく、YouTubeやTikTokなどのSNSなど、幅広くなってきた。2人はこの渦中で、どこに重きを置いていきたいのだろうか。

「もともと大阪の劇場でネタをやるためにNSCに入って、今もそれは変わっていないので、今後も今まで通りにやっていけたらなと思います。それをもし『売れる』と捉えてへん方がいてはるんやったら、その方たちの『売れる』にあてはまらなくてもいいと思ってますし、私は今いろんなお仕事いただいて、ライブさせていただけるっていう状況を4年半くらいでさせていただけるのが、すごいありがたいなと思っています。あとは、まだまだ棒読みやなって思うこともありますし、表現は豊かにしていきたいですね」と明かした西野。

清水は「今の目標は賞レースで結果残すっていうのが1番です。そうなったらライブに出て試すとかの方が大事やと思いますし、やっぱり劇場メインになると思います。テレビも言っていただけたらネタ番組とか出さしてもらいたいですけど、やっぱり生で見るのがおもしろいなと思うので、メインは劇場でやっていきたいですね」と語った。

「(西野は)口調というか、なんかあえての京都っぽい言い方が上手やなと思いますね」といたずらに笑いながら言う清水に、「そんな風に捉えられるんやって思いました・・・」と反応する西野

謙虚でありつつも、芯を持ち笑いと向き合う2人。メディアや誌面などに出演するたび、「かわいい」といった声が目に付くが、笑いに対するストイックさから「かっこいい」との表現がしっくりとくる。ハイツ友の会が出場する『M-1グランプリ2022』敗者復活戦の模様は12月18日・昼2時40分より、ABCテレビ・テレビ朝日系列24局で放送される。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本