高校生による漫才の甲子園、京都のレイジークラフトが優勝

2022.12.12 13:15

『ハイスクールマンザイ2022~H―1 甲子園~』で優勝したレイジークラフトの安本悠人さん(右)と石山達也さん

(写真5枚)

高校生の漫才コンテスト『ハイスクールマンザイ2022~H−1甲子園~』の決勝大会が、12月11日に開催。近畿地区代表の高校3年生・レイジークラフトが優勝し、「ラストイヤーで本当にうれしいし、最高です」と喜びを語った。

第20回となる今大会には、全国から史上最多679組・1386人の高校生がエントリー。このなかから、各エリア8組が決勝に進出した。

安本悠人さんと石山達也さんのコンビで、2年連続の決勝進出となったレイジークラフトは、童話「桃太郎」を基にした意外性のあるネタで勝負。M-1にも挑戦しているという彼らの、場数を踏んだ巧みな漫才に会場からは大きな笑いと拍手が起こっていた。

彼らの受賞は審査員の審議でもスムーズに決まったといい、審査委員長のオール巨人は、「高校生らしい元気の良さと分かりやすさ。3年間の力が感じられた」と評価。

レイジークラフト・安本さんは、「3年間がんばってきて、明日から日本一おもしろい高校生として学校に行けるのがうれしい」と興奮気味にコメントし、石山さんは「今日はお客さんの前で自分の力を出せて、ウケると鳥肌が立つ感覚で漫才が楽しいと思った」と笑顔を見せた。

優勝した2人にはお笑い奨学金50万円と、「吉本総合芸能学院(NSC)」の入学金・授業料免除の特典などが贈呈。将来について安本さんは、「まず2人の親と相談しながら決めたい。NSCに入る確率は55%くらい。大学に推薦が決まっていて、将来はテレビ局とかお笑いに関係する職業につきたい」と話した。

取材・文・写真/岡田由佳子

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