山本耕史「義村は一貫してブレない」自ら提案し、老メイクせず

2022.12.8 07:15

山本耕史演じる三浦義村 (C)NHK

(写真2枚)

12月4日に第46話「将軍になった女」が放送され、いよいよ義時と朝廷の決戦「承久の乱」へと向かう大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)。そんななか、最終章のキーパーソンである三浦義村役の山本耕史のリモート取材がおこなわれ、義村というキャラクターを改めて振りかえった。

■ 三浦存続のため、一貫してブレない義村「気持ちよかった」

小栗旬演じる主人公・北条義時の盟友だが、本心がわからない謎多き人物として視聴者を楽しませている義村。山本は義村について、「義時は後半になるにつれて闇落ちしていきますが、よくよく考えると義村って、最初から言ってることが変わってないなと思っていて。常に三浦の存続を第一に考えていて、北条が頼朝を匿うときも『首はねちまえよ』と言ったり・・・一貫してるんですよね。後半も出る杭を打つだけで、それが誰であろうと、というところは、全く変わってない」と分析する。

「本当にのらりくらりといろんなとこにひょいと行くんですけど、その生き方自体に迷いがないというか、引っ張られずにまっすぐそこに向かう。一切ブレないから、演じていてすごく気持ちよかったですよ。旬くんも『いいな、義村って楽しそうで』って言っていましたし(笑)。義時はすごく大変だったと思いますよ。その横でいつも通りの義村を演じるっていうのは、なかなか痛快でしたよね」と、笑いながら振りかえった。

時代の流れとともにどんどんダークヒーローへと変貌していく義時と、変わらない義村。それを際立たせるため、山本が自ら提案したことがあったという。「義時が髭を蓄えていくなか、『義村は一貫して何も変えないでいこう』と思って、老メイクをしていないんです。義時が変わっていく様子を際立たせるために、義村はそのままでいたんですよね。思惑や思想、そして容姿。全部第1回から統一したのは非常に良かったかなと思ってます」と明かした。

鎌倉御所・廊下にて。三浦義村(山本耕史)と話しながらその様子をよく見ている義時(小栗旬)(C)NHK

■ 嘘をつくときに襟を正すクセ「実は何回かやっている」

第44回(11月20日放送)で判明しSNSをざわつかせた、「言葉と心の思いが違うときは襟を正す」義村のクセ。実は山本が知らず知らずのうちに作中でやっていたクセが反映されたのだという。

山本は「三谷さんの台本では、もうちょっと違うことが書かれていたんですが、 どうせならもっと見慣れたというか、なんか義村がこれまでにやったことあるような仕草でやれないかみたいな話になり、『義村さんって襟を触るのが印象的ですよね』と。それで自分でも見返してみたら、見事にそういう、言葉と思いが違うときに触ってるんですよ(笑)。そういう感情になったりするときに、僕はその仕草をするんですよね」と明かす。

「たとえば、『比企には三浦がついている』と言って扉を開けると、そこに義村が立っていて『三浦と北条は刎頸の交わりよ』と言うシーンで、襟を触ってる(「比企能員の乱」が描かれた第31回)。つまり、言ってることと思いが違ってるところで触ってるんですよ・・・というところが、これまでに何回かあるので、ぜひ見返してみてください(笑)」と、視聴者に呼びかけた。

■ 三浦義村は「僕のなかでまだ生き続けている」

クランクアップしたものの、まだあまり実感がないという山本。その理由について、「大河ドラマって、いろんな人が参加していろんな人が去っていくんですけど、やっぱり1シーズンでガッと花を咲かせてパッと散っていくっていうのが、大河の気持ちよさでもあって。ですが、今回はそれがなかったんですよね(義村は義時死去後、15年も生きたと言われている)。放送が終わったあとも義村は生きてますから、僕のなかでまだ生き続けています。でも義時を描いた『鎌倉殿の13人』なので、旬くんが終えることができて、それを見届けることができてよかったなと思います」とコメントした。

『鎌倉殿の13人』の放送はNHK総合で毎週日曜夜8時から、BSプレミアム・BS4Kでは夜6時からスタート。最終回は12月18日。

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