女優・長澤まさみが４年半ぶりの連ドラ主演をつとめるドラマ『エルピス−希望、あるいは災い−』（カンテレ・フジテレビ系）。その第２話が、１０月３１日・夜１０時から放送される。

同ドラマは、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンタテインメント作品。スキャンダルによってエースの座から転落した局アナ・浅川恵那（長澤）と、彼女に共鳴した新米ディレクター・岸本拓朗（眞栄田郷敦）や報道局のエース記者・斎藤正一（鈴木亮平）が、冤罪疑惑を追っていくなかで自分の価値を取り戻していく物語だ。

第２話では、拓朗の言葉「真犯人は野放しになっている」という言葉がまるで合図だったかのように、行方不明だった中学２年の女子生徒の遺体が発見される。首には、かつて世間を騒がせた連続殺人事件の被害者と同じような絞められた痕があり、遺体の発見現場も同じ神奈川県の八頭尾山だった。

当時、犯人として逮捕・起訴された松本良夫死刑囚（片岡正二郎）の冤罪を訴えていた拓朗の言葉に、わずかな可能性を見た恵那は、自身がコーナーＭＣを担当している深夜の情報番組『フライデーボンボン』で報道したいと考えるも、プロデューサーの村井（岡部たかし）に取り合ってもらえるはずもなく、ひとりで事件を洗い直すことに。

当時１４歳で、逮捕当日に松本の家で保護されたヘアメイクの大山さくら（三浦透子）が書きためた裁判記録をもとに、松本が殺人を犯したとされる日の足取りを確認する恵那は、検察側のある主張に違和感を覚える。すると、担当弁護士・木村卓（六角精児）を通して面会を申し込んでいた松本死刑囚本人から、恵那宛てに手紙が届く。

脚本は、映画『ジョゼと虎と魚たち』（２００３）年でデビューし、連続テレビ小説『カーネーション』（２０１０年）などで知られる渡辺あやが担当。プロデューサーは、ドラマ『カルテット』（２０１７年）、『大豆田とわ子と三人の元夫』（２０２１年）などを手がけた佐野亜裕美。同ドラマは毎週月曜・夜１０時から放送される。