舞いあがれ!第4週振りかえり・翼にかける青春

2022.10.28 08:15

大学・なにわバードマン部室兼工房にて。人力飛行機の翼を見る岩倉舞(福原遥)(C)NHK

(写真5枚)

東大阪と長崎・五島列島、2つの故郷を持つヒロインが空を飛ぶことに魅入られ、夢に向かって成長していく姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)。10月29日は、「翼にかける青春」と題する第4週(10月24日〜28日放送)を振りかえる。

2004年(平成16年)4月、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)は航空工学を学ぶために「浪速大学」へと進学する。新入生たちがサークル勧誘を受けるなか、舞は知人とともに人力飛行機サークル「なにわバードマン」の部室を訪れる。そこで初めて人力飛行機を目にした舞は、その翼の美しさに魅了される。そのまま思わず翼に手を伸ばす舞だったが、声をかけられたはずみで誤って翼の一部を壊してしまう。

翌日、翼の骨を壊したことへの謝罪と人力飛行機への好奇心から、舞はふたたび「なにわバードマン」の部室を訪れる。翼の件もあり先輩部員の由良冬子(吉谷彩子)から厳しい目を向けられる舞だったが、舞が飛行機に興味があることに気付いたサークル代表の鶴田葵(足立英)の後押しもあり、舞はサークルに加入することになる。

「なにわバードマン」の活動目標は、自分たちで一から作り上げた人力飛行機で記録を争う『イカロスコンテスト』に出場することだ。今年は先輩部員の刈谷博文(高杉真宙)が設計を担当した飛行機「スワン号」での出場を目指しており、そのパイロットは由良が務める。部員たちは「スワン号」の完成に向けて、工房で飛行機の製作に勤しんでいた。

舞たち新入部員は、刈谷から翼を支える部品「リブ」の製作を任される。リブづくりに真剣に取り組む舞だが、その一方で、舞は女性ながらパイロットに挑む由良の存在が気になっていた。より良い飛行を目指してストイックに減量と体力トレーニングに努める由良を、部員たちは期待と尊敬の眼差しで見つめており、舞も意志の強さを兼ね備えた由良に憧れを抱いていく。

なにわバードマン部室兼工房にて、みんなにあることを伝える代表の鶴田。左から、渥美士郎(松尾鯉太郎)、日下部祐樹(森田大鼓)、藤谷翼(山形匠)、刈谷博文(高杉真宙)、玉本淳(細川岳)、岩倉舞(福原遥)、鶴田葵(足立英)、西浦和重(永沼伊久也)(C)NHK

そんなある日、代表の鶴見が一通の封筒を携えて部室へとやってくる。それは目標としていた『イカロスコンテスト』への書類審査に落選したという不合格通知であった。鶴田からの報告に戸惑う部員たちだったが、今後について話し合った結果、今年の夏は女性パイロットの世界記録15.44kmに挑む「記録飛行」に向けて取り組むことを決める。

次第に大学生活にも慣れてきた舞は、幼なじみの貴司(赤楚衛二)、久留美(山下美月)とお好み焼き屋「うめづ」に集まり、近況を報告しあっていた。貴司は高校卒業後にシステムエンジニアに就職、文学や詩への愛は変わらずだ。久留美は看護専門学校に通いながら、生活費を賄うためにラグビーカフェ「ノーサイド」にてアルバイトをしている。舞たちが談笑していると、そこへ久しぶりに東大阪へと帰省した舞の兄・悠人(横山裕)が突然現れる。

地元の名門校から東大へと進学した悠人は就職活動中のはずなのだが、近頃はまったく連絡が取れず、両親の浩太(高橋克典)とめぐみ(永作博美)は心配していたのだ。舞は、そのまま「うめづ」に居座ろうとする悠人をなんとか実家へと連れて帰る。

お好み焼き『うめづ』にて。舞に声をかける兄の岩倉悠人(横山裕)(C)NHK

久しぶりに両親と顔を合わせた悠人は、大手メーカーに内定したことを報告して家族を安堵させる。悠人の内定を喜ぶ浩太だったが、「3年で辞めて投資家になるつもりだ」と語る悠人の発言に困惑。「人は夢のために一生懸命働ける」という考えを持つ浩太と、働くのは「お金を稼ぐこと」が目的の悠人は意見が食い違い、険悪な雰囲気となってしまう。

その後、舞の部屋に悠人がやってくる。実家にあまり顔を出さなくなり、家族に対してもどこかそこかそっけない態度を見せる悠人だったが、舞の話には静かに耳を傾ける。由良に憧れる舞が「どうやったら先輩のようになれるのか」と悩む様子を見せると、「志を持った強い人間になりたいっちゅうことやろ。舞はその方がおもろいやん」とそっと励ますのだった。

そして浩太は、悠人との一件を受け、父親として「コツコツ頑張ってたら、いつかでっかい夢も叶う」姿を息子に見せたいと感じていた。事業を拡大した「岩倉螺子(らし)製作所」の経営は順調だが、「いつか飛行機の部品を作る」という自身の大きな夢に向かって浩太は再び奮起する。

一方で、気持ちを切り替えて記録飛行に挑戦することになった「なにわバードマン」の部員たちは居酒屋で決起会を開くことになる。そこで舞は人力飛行機にかける仲間たちの熱い思いに触れる。そして、同じものが好きな仲間たちと同じ時間を過ごすことへの喜びも実感する。また、尊敬する由良との距離も徐々に縮まっていくのだった。

そして迎えた6月中旬、いよいよ「スワン号」のテスト飛行がおこなわれることとなる。OBの協力も得て「スワン号」も組み立てが終わり、夜明けとともに完成した機体を目にした舞の気持ちは込み上がる。そして、パイロットとしてみんなの思いを背負った由良を、舞たちは力を合わせて空へ送り出すのだが・・・。

本作は、長崎・五島列島の「ばらもん凧」に魅入られたヒロインが、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな五島列島で人々の絆を繋ぎながら、空を飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。土曜日はその週の振りかえり。

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