竹野内豊が「三船敏郎賞」、全選考委員の意見として一致と高評価

2022.9.30 17:30

「牧野省三賞」の俳優・北大路欣也(左)と、「三船敏郎賞」の俳優・竹野内豊

(写真1枚)

『京都国際映画祭2022』実行委員会は9月30日、日本映画の発展に寄与した映画人に贈られる「牧野省三賞」と、国内外での活躍が期待される俳優に贈られる「三船敏郎賞」の受賞者を発表。「牧野省三賞」に俳優・北大路欣也、「三船敏郎賞」に俳優・竹野内豊が選出された。

同映画祭の前身である『京都映画祭』から継承された「牧野省三賞」は、日本映画の父と呼ばれる故・牧野省三さんの遺徳を偲んで贈られる賞。受賞理由について同委員会は、北大路の受賞について、「喝采を求めず無欲に、演技という自分の仕事を大切に深めた結果、東京と京都、現代劇と時代劇、また映画・舞台・テレビなどの区別なく、そのすべてで確かな足跡を築いている」と評価。1961年度に「第4回牧野省三賞」を受賞した父・市川右
太衛門に続く、親子での受賞となる。

また、『京都国際映画祭』の創設とともに新設された「三船敏郎賞」は、国際的な活躍が期待される俳優に贈られる賞で、これまで、浅野忠信、佐藤浩市、中井貴一、小林稔侍、桐谷健太が受賞。同委員会は竹野内の受賞理由について、「『太平洋の奇跡』から『シン・ゴジラ』まで映画を映画たらしめる風格のある俳優であり、竹野内豊は三船敏郎を彷彿とさせる。これは三船敏郎賞が発足以来、歴代の全選考委員の意見として一致した」と発表した。

同映画祭は、10月15日・16日の2日間、京都市内の各所にて開催。今回受賞した北大路と竹野内の2人は、10月16日に「よしもと祇園花月」でおこなわれる授賞式に&クロージングセレモニーに登壇する。

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