京都の街中が現代アートで染まる、パリ発の芸術イベント

2022.9.28 11:15

工芸家兼デザイナー、セリーヌ・ライトによる「コクーン・シェルター!」

(写真5枚)

フランス・パリ発の現代アートを楽しむイベント『ニュイ・ブランシュ』が10月1日、京都市内の各所で開催される。

京都市の姉妹都市であるパリとの交友関係を深めるため、毎年秋に実施されてきた同イベント。12回目となる今回は、「遊び場」をテーマとしたインスタレーションやパフォーマンス、作品の展示など約40点におよぶ現代アートを観賞することができる。

なかでも注目は、フランス出身の工芸家・セリーヌ・ライトによる作品『コクーン・シェルター!』。こちらは和紙と竹を使って創作した巨大な繭に、映像を投影する光と音のインスタレーションとなっている。

繭はシェルターとして展示され、地球の新たな生態学的課題や異常気象に直面するなか、巣やイグルー、胎盤のなかにいるかのように、和紙の繭のなかで丸まることを提案しているそう。和紙でできた有機的なフォルムの繭はなんとも幻想的。

ほかにも、フランスのスタジオ「Helmo」が京都の地下道のために制作した遊び心溢れるグラフィックの展示や、拡張現実の動画とグラフィックアートを融合させたインスタレーションなどが、京都市内に設けられた33カ所の会場で実施され、京都の街が現代アートに染まる。

開催日は10月1日(一部のプログラム前後数週間実施)、詳しくは公式サイトにて。

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