次期朝ドラ『舞いあがれ！』の舞台として注目を集める東大阪など、高い技術を持つものづくり企業が多数存在する大阪府。９月２９日まで、創造性にあふれた「メイドイン大阪」アイテムが「中之島図書館」（大阪市北区）に展示されている。

今回、まるでガラスのような輝きを放つシリコンゴム製グラス「ＫＩＮＪＯ ＪＡＰＡＮ Ｅ １」（錦城護謨／八尾市）や、１分で組み立てて３０秒で分解できるミニコンロ「ペッタンコンロ」（豊里金属工業／大阪市）、アイスコーヒー用の錫製タンブラー「冷香 ｰｒｅｉｃｏｰ」（大阪錫器／大阪市）といった、２０２１年度に大阪府知事に認定された２４製品を展示。

そのほか、１枚１枚使っていくと精巧なオブジェが現れるメモブロック「ＯＭＯＳＨＩＲＯＩ ＢＬＯＣＫ」（トライアード／大阪市）や、短くなった２本の鉛筆を１本につなぐ画期的な鉛筆削り「ＴＳＵＮＡＧＯ」（中島重久堂／松原市）など、過去にベストプロダクトとして認定され、ＳＮＳでも話題となったアイテムも登場する。

会場では、製品の成り立ちなどが紹介されたパンフレットや作り手の想いに迫る映像があり、大阪製ブランドのスゴさを改めて学ぶことができる。また、じっくり見学したあとは２階のライブラリーショップで一部購入も可能だ。

大阪産業局の大坂英雄さんは、「大阪府には優れた製品が数多くあり、今回の展示を通じて、商品開発の背景やストーリー、作り手の想いに着目していただければ」と話す。期間は９月２９日まで、「中之島図書館」３階展示室にて。入場は無料。