学者、タレントとして活躍するさかなクンの半生をユーモアたっぷりに描いた映画『さかなのこ』。その試写会が８月２５日、「あべのアポロシネマ」（大阪市阿倍野区）でおこなわれ主演女優・のんが舞台挨拶をおこなった。

寝ても覚めても魚のことばかり考えている主人公・ミー坊を演じたのん。「私がやっていいの？ ってビックリしたんですけど、シンパシーを感じる部分があって。これならやれるかも、って思えたんです」と語り、「自分で言うのもなんですが、『ギョギョギョ！』はしっくりきましたね」と笑顔を見せた。

共演には、柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗、岡山天音、井川遥といった実力派が脇を固めるが、「撮影現場の雰囲気は最高でした。演技に対して真摯だし、誠実だし。沖田監督のムードもあると思うんですけど、みなさんの演じてらっしゃる姿にご一緒できて良かったなと」と語ったのん。

また撮影時のエピソードを訊かれたのんは、「ゴンズイという魚がまるごと入ったお味噌汁が出てきて。『すごいですね』って言ったら、井川さんが『お風呂』って。それがめちゃちゃ魅力的で、先輩なんですけど『うわぁ〜、かわいいっ！』って」と、癒やし系アイドルとして一世を風靡した井川にメロメロになったと明かした。同作品は９月１日から全国の映画館で公開される。