8年ぶり共演、女優・のんの魅力は「彼女にしかない表現」

脚本家・宮藤官九郎(6月13日、大阪市内)
劇団「大人計画」と商業施設「パルコ」が共同プロデュースする舞台『大パルコ人』の新作公演『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』で、女優・のんと8年ぶりにタッグを組む脚本家・宮藤官九郎。6月13日におこなわれた同舞台取材会のなかで、満を持してのんに声をかけたことを打ち明けた。
歴代の朝ドラのなかでも、ベスト1に上げる人も多い伝説の作品『あまちゃん』。2人のキャリアの大きな転機となった作品を大切に思うあまり、宮藤はのんになかなか出演オファーができなかったという。
「のんちゃんとは、お互いまっさらの状態で、自分のキャリアのなかでも重要な部分になるドラマを、一緒にやったという思いがある。だから次(の仕事)は気軽に誘えないなあ、と思ってたんです。私は結構重い気持ちでオファーしたけど、向こうは割と軽く引き受けてくれました」と笑いながら語った。
宮藤にとって、のんの最大の魅力は「彼女にしかやれない表現がある、と思わせてくれるところ」だという。
「普通は『この役は、この人だったらもっと上手くやれるかも』と考えたりするけど、のんちゃんは『これは多分、彼女にしかできないのでは?』と思わせる特別な女優さん。『あまちゃん』も、アキというキャラクターにのんちゃんがハマったんじゃなくて、彼女(が主演)だったからあんな風に書くしかなかったんだと思います」と分析する。
のんが今回演じるのは、テレパシーを使うとブサイクになるので、能力を封印している少女。彼女と、予知能力を使うと屁が出る少年(村上虹郎)が、互いのハンデを乗り越えて世界を救う姿を、ロックミュージカルのスタイルで見せていく。
「歌ったりギター弾いたり芝居したりと、ものすごくいろんなことをやってもらいます。『あまちゃん』では演出はしてなかったから、一緒に稽古しながら役を作っていくのは初めて。すごくコメディのセンスがあると思っているので、そこを引き出せたらいいなあと思っています」と希望を語った。
同舞台は8月の東京公演を経て、9月4日~12日に「COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール」(大阪市中央区)で上演。チケットは一般1万1500円ほか、8月1日から発売開始。
取材・文・写真/吉永美和子
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