日本初は大阪、小さなシェフが皿の上で大奮闘するコースを体験

2022.8.21 20:30

伊勢エビをゲットするために奮闘する小さなシェフ

(写真12枚)

「セントレジス ホテル 大阪」(大阪市中央区)に、プロジェクションマッピングを用いたコース『Le Petit Chef(ル・プチシェフ)』が登場。約6センチの世界一小さなシェフが皿の上で調理するというが一体・・・? そこには単なる食事を超えた、完全に新しい体験が待ち受けていた。

2015年にベルギーで誕生して以来、ロンドン、シンガポール、ドバイなど、世界20カ国以上で提供されているこのコース。海外では予約が取れないほど人気で、新感覚の体験を味わおうと多くの人が駆けつけているそう。そして今回、満を持して日本に初上陸。すでに満席となっている週末もあるんだとか。

プロジェクションマッピングを投影したテーブルの上に、小さなシェフが全5品のフランス料理のコースを仕上げるまでの工程を拝見することができるらしいが、最初は正直あまりピンとこなかった。しかし、「世界で人気」とのことで期待を膨らませながらいざ参戦。コースが始まると、ブラインドが完全に閉ざされ会場は真っ暗に。何が起こるか先が全く読めない状況に一抹の不安も入り交じる。

すると、テーブル全体が鮮やかなグリーンで覆われた農場に変身。本日の主役である小さなシェフ『Le Petit Chef』が登場する。まずは農場で収穫した野菜のサラダからはじまりスープ、魚料理、肉料理、デザートと続く。メニューによって舞台が異なり、料理と連動した物語が楽しめるうえ、料理がサーブされるタイミングも物語と完璧にリンク。「たった今完成しました!」感がいろんな意味で新鮮だ。

シェフが海でゲットした伊勢エビを使ったテルミドール

高級ホテルのコースだけに、一流シェフがスマートに調理するのかと想像していたが・・・。農場のモグラに邪魔されたり、海では波に流されたりと、かなりおっちょこちょいなシェフ。なかにはムール貝に閉じ込められたり、極寒の海中に溺れたり・・・と衝撃的な展開や、ハラハラする演出に思わず息をのむ瞬間も。

踏んだり蹴ったりと、とんでもない目に合うシェフだが、それでも毎回何事もなかったかのように現れ、健気に料理と奮闘する姿はとてもキュート。「次は一体どんなストーリーだろう?」と、展開を予想するなど会話も弾む。美食とエンターテインメントが融合したこれまでにない体験が味わえた。記念日や家族との食事など、特別なシーンに良さそうだ。

価格は大人1万8500円〜、子ども9000円(税サ込)。各回14席限定で、2人1組から予約可。「セントレジス ホテル 大阪」11階『Le Petit Chef』特設ダイニングルームにて。2023年1月22日までの期間限定。

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