「近畿大学」の入学式が２日、大阪・東大阪市のキャンパスでおこなわれ、ロンドン五輪競泳女子１００メートル背泳ぎ銅メダリストの寺川綾が式典に出席。新たな一歩を踏み出した新入生らにメッセージを送った。

対面形式でおこなわれた会場は、ステージの両側に大型モニターが設置され、アリーナ席、２階席がある「記念会館」。在校生らのパフォーマンスや映像、光の演出で新入生へのエールが届けられ、あたかもライブコンサートのように会場は熱気に包まれた。

寺川は「新入生にはたくさんの仲間を作って、たくさんのチャレンジをしてほしい。学生時代の日々を大切にしてもらいたい」と懇願。

また、閉会後の会見で寺川は大学生活を振り返り「迷ったらまずやってみる。卒業してからも、常に前を向いていろんなことにチャレンジできたのは近大で学んだこと」とコメント。「学生時代に戻れるなら」という記者からの質問には、「水泳に時間を費やしていたので、学内の施設を使う機会が少なかったので是非利用したい」と充実したキャンパスライフを懐かしんだ。

取材・文・写真／川野学志