１９９５年生まれの新世代シンガーソングライター／ギタリストとして注目を高める君島大空が、盟友のドラマー・石若駿とともに「ビルボードライブ大阪」（大阪市北区）に登場する。

２０１４年から自身で多重録音した音源を『Ｓｏｕｎｄｃｌｏｕｄ』にアップして活動をスタートさせ、ＳＮＳを中心に注目を集めた君島。ガット・ギターの弾き語りでは中性的な歌声と卓越したテクニックとコード使いによるギターワークで、南米のネオ・フォルクロール勢にも通じるような音世界を示す一方で、エレキ・ギターを手にしてのバンド編成（合奏形態）でも独自性の高いサウンドを展開している。

ドキュメンタリー番組『ｎｏ ａｒｔ,ｎｏ ｌｉｆｅ』（ＮＨＫ Ｅテレ）のテーマ曲を担当するほか、２０１９年にはフジロックの「ＲＯＯＫＩＥ Ａ ＧＯ−ＧＯ」にも出演し、さまざまなミュージシャンたちからも気になる存在として名を挙げられることが多い彼が、今回、気鋭のジャズドラマー・石若駿とともにライブをおこなうことに。

ｍｉｌｌｅｎｎｉｕｍ ｐａｒａｄｅやＳＭＴＫで活躍するほか、くるりなどのバックも務め、ジャンルレスな活動を展開し続ける石若とのデュオ編成とあって、才気に溢れた両者の持ち味をじっくりと堪能するのにも最適。ミニマムな編成から繰り出される、創造性豊かな音に期待したい。

『君島大空と石若駿 Ｂｉｌｌｂｏａｒｄ Ｌｉｖｅ周遊「外は春の形」』は、４月２日・１ｓｔステージ夕方４時半〜、２ｎｄステージ夜７時半〜。料金はカジュアルエリア５９００円、サービスエリア６４００円。大阪のほか、４月１日は「ビルボードライブ東京」、５月５日は「ビルボードライブ横浜」でも開催される。

文／吉本秀純