日本のブラスバンド・ＢＩＧ ＨＯＲＮＳ ＢＥＥ（ビッグ・ホーンズ・ビー）が４月４日、「ビルボードライブ大阪」（大阪市北区）にてライブ公演をおこなう。

１９８０年代半ばから、米米ＣＬＵＢのホーンセクションとして活動を開始した同バンド。Ｂ.Ｂ.キングの来日公演をはじめ、さまざまなライブサポートやスタジオレコーディングで活躍するなど、高い評価を集めてきた。

２０１９年、石川周之介（Ｔｓ）の加入により６人の新体制となったことを機に、グループ名義での活動を活発におこなうようになり、２０２０年にはＪａｚｚ Ｂｅａｔをテーマにした新曲を立て続けに配信リリース。

また、リーダーの金子隆博は現在放送中の朝ドラ『カムカムエブリバディ』の音楽を担当。朝ドラファンの間では、「オダギリジョー演じるジョーのモデル！？」とたびたび話題にのぼっており、劇中曲を演奏するＢＩＧ ＨＯＲＮＳ ＢＥＥについても、これまでにない幅広い層から注目が高まっている。

４０年近くに及ぶキャリアで鍛えられたファンキーなホーンアンサンブルと、ダイナミックなグルーヴ感あふれる演奏。そして米米仕込みのエンタテインメントで華のあるヴォーカル＆ＭＣは、ジャズに詳しくない人も理屈抜きで夢中にさせる熱気と楽しさに満ちみちている。

今回のビルボードライブ公演は、新型コロナウイルスの影響で延期になっていたもので、新たに金子マリ（Ｖｏ）、ＫｅｎＫｅｎ（Ｂａ）、Ｆｕｙｕ（Ｄｒ）、田中義人（Ｇｔ）がスペシャルゲストとして参加。ここでしか見れないファンキーな豪華セッションが期待できそうだ。

長年のファンも朝ドラをきっかけに彼らの存在を知った人も、日本を代表するホーン・セクションのめくるめくステージをこの機会に体験してみては。料金は７０００円〜。夕方５時半から、夜８時半からの２回公演。

文／井口啓子