ディズニーのミュージカル映画『ミラベルと魔法だらけの家』で、主人公・ミラベルの声を新人女優・斎藤瑠希（さいとう・るき）がつとめることが発表された。

ディズニー長編アニメーションで、『モアナと伝説の海』（２０１７年）以来４年ぶりのミュージカル映画となる同作は、魔法を操る家庭に生まれるも、唯一魔法の力を持っていないミラベルが困難に立ち向かう物語。ＹｏｕＴｕｂｅにアップされた予告映像では、「主人公の声は誰？」と注目を集めていた。

そんなミラベルの日本版声優を、ディズニーアメリカ本社のオーディションを経て射止めたのが、１９歳の駆け出し女優である斎藤だ。ディズニー長編アニメーション６０作目の節目となる作品への大抜擢に、斎藤は「本当に信じられないくらいびっくりして、夢なんじゃないかっていうくらい驚きました。楽譜と台本をいただいて、やっと実感が湧き、幸せを噛み締めました」と喜びを明かした。

さらに斎藤について、ディズニー作品の日本版で多くの音楽を手掛けてきた音楽演出の市之瀬洋一氏は、「ラテン音楽は日本人があまり触れることのない音楽です。難しいリズムのなかにいろいろな表情を織り込んで歌ってくれました。聴けば聴くほど、彼女の歌のすごさがおわかりいただけると思います。（ディズニー）アメリカ本社からも『鳥肌がたった』と絶賛されました」とコメント。

ディズニーアメリカ本社のお墨付きに加え、音楽演出担当の想像を遥かに上回る歌唱力を見せつけた斎藤の歌唱力に期待が高まる。同作は、１１月２６日公開。