NHK大阪、笑福亭仁鶴さんを追悼「多大なる功績に感謝」

2021.8.21 07:15

落語家・笑福亭仁鶴さん(2016年8月撮影、なんばグランド花月にて)

(写真1枚)

骨髄異形成症候群のため、大阪府内の自宅で8月17日に亡くなった落語家・笑福亭仁鶴さん。訃報を受け、仁鶴さんが生前、30年以上にわたって司会を務めた番組『バラエティー生活笑百科』(NHK大阪)の制作スタッフがコメントを発表した。

1937年生まれの仁鶴さんは、1962年に6代目笑福亭松鶴に弟子入りし、翌年には3代目林家染丸師匠からの紹介で吉本興業に所属。以降、劇場で高座に上がりながら、テレビにラジオ、舞台と縦横無尽に活躍し、長きにわたって上方落語界の発展に尽力した。

なかでも『バラエティー生活笑百科』は、関西のお茶の間に長らく親しまれた人気番組で、仁鶴さんは1986年から「相談室長」として司会を務めた。

同局は「『四角い仁鶴がまぁ〜るくおさめまっせー』のフレーズとともに、難しい法律の問題を笑いとともにやさしく解決するというコンセプトのもと、スタジオでは幅広いジャンルの出演者をとりまとめ、常に温かい雰囲気で進行していただきました。視聴者のみなさまに広く長く愛される番組を支えていただいた多大なる功績に感謝するとともに敬意を表します」と悼んだ。

仁鶴さんが特別顧問をつとめる吉本興業によると、すでに近親者、関係者で葬儀は滞りなく執りおこなわれ、現在のところお別れの会は予定されていないという。

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