懐かしのドライブインシアター、再ブームで新世代にもヒット

2020.12.9 20:15

以前開催された別会場の様子。車内からこのように鑑賞できる

(写真1枚)

駐車場にスクリーンを配し、車に乗ったまま映画鑑賞できる『ドライブインシアター』。80年代にデートスポットとして賑わいを見せた古き良き文化が、再ブームの兆しを見せている。

1930年代にアメリカで開業したドライブインシアターは、50~60年代に同国で大ブーム。90年代には日本でも20カ所を越える施設が誕生したが、映画レンタルの普及などを理由に衰退し、2010年には国内のすべての施設が閉鎖された。

しかし今、新型コロナウイルスで3密を避けられるイベントとして開催が増加。最近では、お笑いライブを車内から鑑賞する『よしもとドライブインシアター』などの変わり種イベントや、「イオンシネマ」を擁する商業施設「イオンモール」駐車場でも開催されることに。

カーステレオのFMラジオ周波数に合わせて音声を流し、おしゃべりしながら映画鑑賞。そして、拍手の代わりにパッシングをするなどドライブインシアターならではのマナーは、若者には未知なるエンタテインメントとして目に留まった。

周囲で10~20代の若者に「ドライブインシアターを知っているか?」と訊ねると、「ドライブしながら映画気分のこと?」「ボンネットに寝転んで映画を観るイベント?」といった感想に。しかし、その安全かつ気軽に非日常が楽しめる実態を知ると、彼らも興味を持ったようだった。

直近では、12月11日に「イオンモール四條畷」(大阪府四條畷市)で開催され、上映作品は、感動作と話題を呼んだディズニー&ピクサー映画『2分の1の魔法』。

会場は、イオンモール四條畷L駐車場で、19時開演。料金は1台3300円(ポップコーン・ドリンクが2セット付)で発売中。

『イオンエンターテイメントの「ドライブインシアター」』

日時:2020年12月11日(金)・19時開演
会場:イオンモール四條畷(⼤阪府四條畷市砂3-2)
作品:『2分の1の魔法』 ※⽇本語吹替版
料⾦:3300円/台 ※ポップコーン・ドリンク2セット付き

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