「親友ですよね」エール・福島三羽ガラスを山崎育三郎が分析

2020.6.26 08:00

第61回より、「福島三羽ガラス」としての活躍を目指す裕一(窪田正孝)、久志(山崎育三郎)、鉄男(中村蒼)(C)NHK

(写真7枚)

連続テレビ小説『エール』(NHK)で主人公・古山裕一の幼なじみ・佐藤久志を演じる山崎育三郎。今後、福島三羽ガラスとして共に活躍する作曲家・古山裕一、作詞家・村野鉄男や、それぞれを演じる窪田正孝、中村蒼について語った。

「久志は、特に音楽の才能に敏感」と分析する山崎。「裕一の才能をいち早く見抜いたのも久志ですし、それをどうにか形にしたいと願ってもいる。裕一は久志にとって気になって仕方ない弟のような存在ですね。ですが、実は久志が裕一に助けられている部分もあって・・・。2人は、まったく違うタイプだからこそ、補い刺激し合える仲なんです」と2人の関係を説明する。

また、「鉄男に関しても、まず彼の作詞家としてのセンスにひかれています。そして、鉄男の男らしさ、まっすぐさといった、自分にはない部分にも一目置いているんです」と鉄男との関係も分析。

「何より久志は、この2人となら何でも言い合える。ついついカッコつけてしまう久志ですが、裕一と鉄男の前だけは自分を解放して、本来の自分でいられるんです。そういう意味で、福島三羽ガラスの3人は親友ですよね」と彼らの関係性を話した。

それぞれの役を演じるにあたって、窪田との関係は、「以前一度共演してから約5年ぶりの共演。以前は勢いのある若手俳優といった印象でしたが、今回はガラリと変わって、座長としての風格を強く感じますね」と評価。

「作品に関わるすべての人に意識を向けながら、その誰とも誠実に接している。歳は僕よりひとつ下なのですが、彼のそんな姿勢に強い刺激を受けるとともに深い信頼を置いています」とも。

一方の中村に対しては、「鉄男と180度違って、実はとても穏やか。繊細で心やさしくて、どちらかというと裕一のようなタイプの人なんです。いつも僕と窪田くんの話を、ニコニコうなずきながら聞いてくれます。でもいざ収録となると、途端に鉄男に変わる。あの集中力には感心させられます」と一目置いているようだ。

「撮影の合間も、ずっと3人で話をしていますね。『これからエールをどうやって盛り上げていこうか』といった話や、僕が2人にミュージカルに関する話をするときも」と撮影時以外の様子も明かした山崎。

「最近よく話題にあがるのは、窪田くんのお弁当。彼は食に対してとてもストイックで、毎日必ずお弁当を持ってきているんです。しかも、体のことを考えたおかずばかり。窪田くんの食に関する話を、僕と蒼くんが興味津々で聞いているということが多いですね」と、窪田のプライベートも明かした。

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