即完売の「泊まれる演劇」体験して感じた、エンタメの可能性

2020.5.8 20:00

泊まれる演劇 In Your Room『ROOM 101』

(写真5枚)

外出自粛が続く現在、オンライン飲み会などインターネット回線を使った新しいコンテンツが続々と登場。そんななか、京都の次世代ホテルとして人気の「HOTEL SHE,KYOTO」(京都市南区)で、オンライン没入型サスペンス『泊まれる演劇 In Your Room「ROOM 101」』が、5月1日〜6日にかけて開催された。

同ホテルで6月に初演を迎える予定だった、宿泊×演劇のイマーシブ(没入型)シアター『泊まれる演劇』。当初はホテルの建物全体を舞台とし、客自身が物語の一役となり、真夜中のホテルを彷徨い歩く演目を予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い公演延期に。

そこで今回、参加者の自宅のパソコン・スマートフォンに舞台を移し、映画やドラマなどこれまでの映像コンテンツとはまったく異なる映像体験が誕生した。

物語の舞台となる「HOTEL SHE,KYOTO」

キャスト(演者)はリアルタイムで建物内を移動。参加者は客室からの中継やフロアに仕掛けられた監視カメラの映像を組み合わせることで、まるでホテルのなかを歩くように、自由に視点を変えながら物語を楽しむことができる。

また各客室では、キャストが実際に参加者に話しかけてきたり、質問を投げかけてきたりとリアル感満載。登場人物との会話や、自宅やメールボックスに届く謎の招待状を手掛かりにして、物語の裏に隠された真相に近づいていく「参加型サスペンス作品」となっている。

自宅に届く謎の招待状

筆者も家のパソコンで体験したのだが、「自分の家が舞台になっている」ような不思議な感覚に。現実と物語の世界が入り混じり、あっという間に引き込まれ、終わった後もなかなか物語の世界から出てこられなかった。なんだこの初めての体験は・・・ということで、同イベントプロデューサーの花岡直弥さんをオンライン取材で直撃しました!

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