DA PUMP「地道に培ったものと自信がダンスに表れてる」

2020.3.22 20:00

DA PUMP(左上から時計回りにYORI、KENZO、TOMO、KIMI、DAICHI、U−YEAH、ISSA)写真/河上良

(写真10枚)

「全員がちゃんと表に出ていることも大きい」(ISSA)

──今回のつり革ダンスも、ちょっとした上下の腕の動き。でもDA PUMPのダンスは、大きなライブ会場で遠くからでもきっちり伝わるものがある。そこが不思議なんです。あと、たとえばダンスコンテストなんかでは大きな動きをみんなが狂いなく揃えることが、趣旨としてあるじゃないですか。DA PUMPは揃っていなくても成立している。

TOMO「それについてはひとつ言えることがあって、楽曲に合ったグルーヴ感やテンションがメンバー全員で一致しているからなんです。そこが一番大きい。もちろんダンスにおいて動きの決まりはあるけど、僕らはそのなかで自由度や個性を出せるように余白を作っています。みんなはそこを『遊び』に使っているけど、ただ、グルーヴ感やテンションだけは何があっても合わせる意識は持っています」

ISSA「あと『U.S.A.』以降、それぞれのメンバーの存在が多くの人に認識してもらえるようになったことも理由として大きい。みんながちゃんと表に出ているからね。地道に培ってきたものと、今こういう環境に立たせていただいていることで生まれた、それぞれの自信。『U.S.A.』までに僕らがやってきたことは、すごく深いものがあった。だからこそ何があっても甘んじることなく、感謝の気持ちを忘れず全員が活動できているし、そこからにじみ出るものがダンスに表れているのかもしれない」

KENZO「ダンスにはいろんな動きや型があるけど、でも一番重要なのは、本人たちがどういう感覚で、どういう気持ちで、どういうエネルギーを人に伝えたいのかなんです。まさに身体表現。同じ振付でも『この人たちは違うな』と上手く見えたりする。それって、そういうこだわりが表現のなかにきっとあるからなんです」

KIMI「DA PUMPは楽しむということを前提にやっているから、内面的なものが自然と出ているのも理由のひとつかな。テレビに出演したら、友人から連絡が来るんですけど、みんな『めっちゃ楽しそうにやっているよね』と言ってくれる。僕は『うん、すごく楽しいよ』って。そういうものがきっちり伝わっているのかもしれません」

──『Heart on Fire』のダンスやMVには視覚的な中毒性があります。一方で楽曲のメッセージ部分も良いですよね。「もう二度と傷つきたくない」「逃避は癖になり面倒くさい」という内容については、つまりは何度か傷ついたり、逃げ出したりした経験があるからこそいえる言葉ですよね。

ISSA「そしてその後に、『だから “いつか”じゃなくて “ナウ”!』と歌詞が続く。そういう経験があって、物事を何度も後回しにしたことがあるからこその歌詞ですよね。何か決断したら、今やらないといけない。そのためには自信を持つことが重要。『自信なくたって あるフリして』という歌詞も、自分に自信を持って生きれば、何とかなるかもしれない。人間は、自分で自分を信じてあげることが大切だから」

DA PUMP シングル『Heart on Fire』

2020年3月25日(水)発売
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