２０１８年に突如として結成された謎のバンド・カーリングシトーンズが、２０２０年１月１３日に大阪「オリックス劇場」（大阪市西区）で関西初となるライブをおこなう。

寺岡呼人、奥田民生、斉藤和義、浜崎貴司、ＹＯ−ＫＩＮＧ、トータス松本という、日本のロックシーンきってのフロントマン６人からなるスーパーバンド・カーリングシトーンズ。２０１８年７月、寺岡呼人のソロ活動２５周年を記念して同メンバーで結成され、同年９月に「Ｚｅｐｐ Ｔｏｋｙｏ」でデビューライブを実施。

その模様が、今年１０月に５日間限定で全国の映画館で上映され、「かわいらしいオジサマたちのゆるくて楽しいライブ」「モグモグタイムがおもしろすぎて･･･」など話題となった。

１１月２７日に発売される待望のファーストアルバム『氷上のならず者』を携え、今回の大阪公演を含む全国ホールツアーでいよいよ本格始動。音楽性も詞世界もバラバラの６人がそれぞれの個性を持ち寄って楽曲を作り、全員がボーカルを取り、楽器も楽曲ごとに持ち回りながら演奏するという異例のバンドスタイルは、音楽ファンなら興味をそそられないわけがない。

それぞれのバンドで確固たる評価と人気を確立しているベテランミュージシャンである６人が、大きな（老けた？！）中学生に戻って、一緒に音を出すことを純粋に楽しむ姿に、見ているこちらまでドキドキワクワク、回春させられること間違いなしだ。新しい伝説となること間違いなしの「奇跡の遊び」をいち早く目撃しに行こう。料金は８０００円で、チケットは１１月２３日に発売される。

文／井口啓子