大阪地ソース食べ比べ、昭和町のたこ焼屋

「このソースは社長1人で作っていて・・・」などソースの背景を丁寧に説明してくれる「たこ焼き ソース」店主の鴨田俊さん(大阪市阿倍野区)
大阪には約15社のソースメーカーがあり、たこ焼きソースの種類だけでも多種多様。フルーティーな甘口、スパイスが効いた辛口など好みはそれぞれあるが、食べ比べをする機会はあまりない。また、それら地ソースは手作業で製造されており大量生産できないので、スーパーに並ばないことも多い。
そんななか、大阪・昭和町エリアにソース専門のたこ焼き店、その名も「たこ焼 ソース」(大阪市阿倍野区)が今年8月にオープン。スーパーでは見かけないレアな大阪地ソースを多く取り揃え、しかも食べ比べができることから、遠方からわざわざソースマニアが来訪するなど、話題となっている。
店主の鴨田俊さんが大阪産ソースのおいしさに感動し、地元の社会貢献、文化発展を願って「大阪の地ソースを楽しむ」ことをコンセプトにオープンした同店。「スーパーに並ぶ大手メーカーのソース以外にも、個性的でおもしろいソースはたくさんある。大阪の地ソースをもっと知ってもらえたら」と、1軒1軒工場を訪れ、生産者の思いを聞いたという。

現在、たこ焼きソースは6種類並び、自分の好きなソースを選んでかけてもらえる。甘みのなかスパイスの効いた味が特徴でリピーターが多い「鼓(つづみ)ソース」(羽曳野市)のほか、甘めの味で子どもも食べやすい「パロマたこ焼きソース」(松原市)や、醤油のような風味が特徴の「ダイコク粉もんソース」(大阪市福島区)、コクがある「金紋ソース たこ焼きソース」(大阪市旭区)など、普段はなかなか味わうことのできない地ソースが楽しめる。
オープンから2カ月経った現在、小さい子どもから年配の方まで、着々と常連客が付いている。最近では、地元マダムが「6個入りで『1個ずつ違うソースをかけて』という注文もありますよ(笑)」と自分好みのソースを探す姿も多く見られるとか。たこ焼きのほか、店内ではとんかつやウスターなどほかの大阪産ソースの販売もおこなっている。営業時間は10時30分〜21時(水曜定休日)。
取材・写真/野村真帆
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