学生仲間明かす、福田雄一「鬼演出だった」

舞台『大洗にも星はふるなり』ゲネプロより(8月2日・道頓堀ZAZA)
映画『銀魂』、ドラマ『今日から俺は!!』、『勇者ヨシヒコシリーズ』など、その独特の笑いセンスで多方面から引っ張りだこの福田雄一監督。そんな彼の原点は、自身が座長を務める劇団「ブラボーカンパニー」にあることは意外と知られていない。8月2日から始まった大阪公演真っ只中の劇団員が、福田監督の魅力を語った。
成城大学・演劇部を母体に1990年、現劇団員の佐藤正和、山本泰弘、太田恭輔らとともに福田雄一が旗揚げした同劇団。福田の2年後輩の3人は、「30年変わらないですね。学生の頃はスパルタでした」(太田)「鬼演出でしたよ。カブれてたんで福田さん自身が。何しろ鴻上さんが好きだったから」(佐藤)「肉体訓練を2時間やってから芝居の稽古とか」(山本)と、福田の演出ぶりを振りかえる。
彼らの2年後輩の金子も、「早稲田の劇研(鴻上尚史、堺雅人らを排出した学生演劇界のトップクラス)に顔を出したりしてて。エライ走らされたし、吐くくらいまで筋トレをやらされた」と辛かった当時を思い出す。とはいえ、現在の演出について佐藤は、「福田雄一のなかでミザンス(舞台上における役者の立ち位置)ができてて、それを指示することが多い。基本僕らが間違ってなければ何も言わなくて、言うのは笑いのタイミングとか間」だという。
「結局、あの方が一番面白いんで、やってみせるとそれを超えられない。ほかの俳優さんも言ってましたけど、一番おかしい動きができるんですよ、あの人が」(佐藤)。「そんなのできねぇよ、みたいな。やっぱ書いて演出してるんで、自分のなかでイメージがあるんでしょうね」(山本)とそのセンスには脱帽する。
『勇者ヨシヒコシリーズ』などにも出演し、福田の笑いを知り尽くした彼らが挑む今回の大阪公演。自分たちで最大級の文学作品と称する妄想ラブコメディ『大洗にも星はふるなり』でも、ベタな笑いの応酬、意味不明な間、全身を使った不可思議な感情表現など、福田ワールドの真骨頂を楽しむことができる。大阪公演は4日まで、「道頓堀ZAZA」(大阪市中央区)にて。チケットは、一般4500円、23歳以下3000円で発売中。
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