世界で２６カ国１００軒以上展開する高級ホテルブランド「Ｍギャラリー」が、日本１号店を京都・三条に４月２６日にオープン。明治時代の華族の邸宅をイメージした空間となる。

究極の女性向けホテルを目指し、各ホテルごとに全く異なる空間コンセプトを打ち出す同ブランド。「同じホテルは一つとしてなく、歴史や地域性からホテルごとのストーリーを考えていきます。この場所は三条大橋のすぐ近く、東海道五十三次の西の到着点でもあります。日本に西洋文化が浸透していった時代にタイムトラベルした感覚を味わっていただきたい」と、総支配人を務める田中一徳さん。

京都府の景観条例に沿って外観はシンプルな造りとなっているが、なかに入ると吹き抜けに竹林があったり、調度品に贅を尽くし、ペルシャ絨毯でも最上級な品などをディスプレイ。ホテル館内は全１４４室と決して大きくはなく、「この規模だからこそできるサービスを提供したい。観光地としての宿泊先ではなく、ここに泊まることを目的としてもらえるようなホテルになれれば」と、いう狙いを持つ。

「京都悠洛ホテル Ｍギャラリー」では、女性向けサービスとして、京都生まれの「胡粉ネイル」やオリジナルのアロマをロビーで無料で利用できるように。また、京都らしさを活かし全室に小上がりがあり、宿泊は１室２万５０００円～、スイートルームは７万５０００円～。レストランの利用は昼３５００円～、夜のコースは８０００円～（アラカルトも対応）。また、地元客の利用も見込み、日中のバーではアフタヌーンティーなども提供する。