銀座の食パン、乃が美をライバル視!?

2019.1.13 06:00

転職してから、約13年間パン業界に携わるという代表取締役の高橋仁志さん

(写真4枚)

関西に初進出する東京・銀座の高級食パン専門店「銀座に志かわ」が1月11日、大阪で記者会見を実施。今後の展望や狙いなどを語った。

2018年は関西から高級食パン専門店(乃が美、高級食パン専門店 嵜本、高匠、点心、レブレッソ)が東京に進出したことに触れ、「東京では東西食パン大戦争という図になっている。そして、東京の店舗も関西に初進出が増え、東西で食パン大戦争がおこなわれているような図に」と、高級食パンを巡る市場争いを代表取締役・高橋仁志さんが説明。

「食パンは1年で約3300億円食べられています。今、高級食パン界のトップでもある乃が美さんは111店舗あると言われ、年商100億円を超えたところ。食パンの市場としては約3%がトップのシェアということで、マーケットとしてはまだまだ魅力があると言われています」と、将来性を語った。

食パンの種類は1種のみ
食パンの種類は1種のみ

価格帯に関しては「最近は1000円以上の食パンも増えていきているなか、高級食パン専門店の大手が乃が美さんとなるのでその価格帯に合わせていただいた」と語り、店舗数は3年で約100店舗目指し、こちらについても「先行している乃が美さんが昨年に東京に出店し、先に全国にマーケットを作っていただいているので、その場所には需要がある、追いかけるような形で出店していきたい」と言う。

記者から質疑応答でライバル視しているのかと訊ねられると、「乃が美さんは生食パン、私たちは水にこだわった食パン。同じマーケットでも違う商品だという認識でやっていきたい。業界で先を走っている先輩なので、数値的なことは考えますが、私たちはあくまでも新たな食パン、ひとつの選択肢として食べていただきたい」と、やんわり否定した。

同店では1本(2斤)800円(税別)を1種のみを販売。1月15日にオープンする2号店は大阪・船場エリアにオープン。「食パンの聖地といわれる大阪で2号店に挑戦したいと思った。歴史を紐解くと本町は商売の中心地なので、この場を選んだ」と立地にもこだわったとのこと。以降関西では、2月に京都・桂、3月に兵庫・苦楽園を予定している。

「銀座に志かわ船場本町店」

2019年1月15日(火)オープン
住所:大阪市中央区南本町3-2-9 本町今岡ビル1F
営業:10:00〜18:00(売り切れ次第終了)
電話:06-6253-2400

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