世界中の砂漠、ジャングル、紛争地帯などを延べ４万８０００ｋｍをリヤカーを引いて歩いた「リヤカーマン」こと永瀬忠志さん。大阪〜ロシアの２０００ｋｍの旅に密着したテレビ大阪の番組、その超拡大版が１月２日に放送される。

２００５年に栄えある「植村直己冒険賞」を受賞したほか、２０１６年に出演した紀行バラエティ『クレイジージャーニー』（ＴＢＳ系）では、その回が放送文化に貢献した優秀な番組「ギャラクシー賞月間賞」を受賞するなど、大きな話題を呼んだリヤカーマン。

今年８月下旬には、テレビ大阪『やさしいニュース』内で、通算３０カ国目となる極東の地・ロシアのシベリアの旅が戦後７３年企画としてシリーズで放送。しかし、多くの場面が泣く泣くカットされたため、今回、その貴重な映像を一挙放出する超拡大版『リヤカーマン、近くて遠い国へゆく』として放送されることとなった。

番組では、多くの日本兵が捕虜となり、過酷な強制労働を強いられた抑留の記憶を辿る大阪〜ロシア２０００ｋｍの旅に完全密着。リヤカーマンの足跡を通して、後世に残すべきシベリア抑留の歴史をさまざまな角度からアプローチし、平和の尊さを考える。

番組プロデューサーは、「還暦を超え、なおも歩み続ける大阪の『ブッとび』冒険家の生き様に迫るヒューマンドキュメンタリーです。密着取材を通して見えてくるリヤカーマンの人間力に心惹かれます。１年の目標を立てる前にぜひご覧ください。きっと前向きになれます」と力強く語る。放送は２０１９年１月２日・夜１１時４０分から。