最新型スーパー銭湯、京都の水春に潜入

天井が高く、広々とした共有スペース。夜は照明を落としてシックな空間に
関西を中心に展開する温浴施設「水春(すいしゅん)」が12月7日、京都に初進出。ホテルを併設した最新のスーパー銭湯に、オープン前に潜入した。
「水春」は、いわゆるスーパー銭湯にある、バリエーション豊かな浴槽やサウナ、漫画がある岩盤浴、レストラン、リラグゼーション、スポーツクラブ(一部施設)などを完備。2014年にオープンした「潮芦屋温泉」の芦屋らしい高級感にも驚いたが、今回は度肝を抜かれてしまった。吹き抜けの共有スペースには、ソファが並び、まるでホテルのラウンジだ!
まずは肝心の大浴場をチェック。源泉かけ流し、電気風呂、サウナ(2種)、ジェット風呂、人気の炭酸泉・・・ここまでは想定内でおなじみのビジュアル。新しいのが、熱くもなく冷たくもないぬるさを追究した「不惑の湯」。こちらは体温に近い温度で副交感神経に作用することにより、体質改善を促すということで、これならのぼせずに、いくらでも入っていられそう。
あと、女性には炭酸泉が大人気だが(いつも、スーパー銭湯ではすし詰め状態)、こちらでは広々とした浴槽に、一人用の区切られた炭酸泉スペースも。さらに水風呂ならぬ、炭酸冷水風呂まであるのだ。温かい炭酸泉よりも、炭酸をしっかりキープできるため、さらなる血行促進が期待されるという。

そして、別料金(平日800円、土日祝900円)の岩盤浴が、かなりエンタメ系。まず、雲海気分を味わえる「雲」。ナノサイズのミストが一面に広がって、寝っ転がると上に見えるのは雲のようなミスト。周りがまったく見えないので、静かに自分と向き合うようなひとときに。そして、真っ黒な部屋でプラネタリウムのような「星」。300万個もの星の煌めきを再現し、時間を忘れて、見つめてしまいたくなる(水分補給と休憩を忘れないようにしなければ)。
岩盤浴は使用せずに、長時間ゆっくり過ごすなら、館内着とタオルがセットになったリクライナールーム(平日300円、土日祝500円)は必須。こちらは入館料を、少しでも気軽な1000円にするため、初めて別料金として設定したんだとか。漫画が1万2000冊、フルフラットのイスに付いたテレビでは、VOD(ビデオ・オン・デマンド)で427タイトルも映画が楽しめてしまう。

そして、ホテルはシングルからスイートまで揃い、廊下は照明を落とした空間で、デザイナーズホテル風に。料金はシングル7500円~、スイートは1室2名利用で2万4000円。温泉旅館に行くことを考えたらリーズナブルな価格といえよう。

ちなみに、ホテルに温泉は当たり前だけれども、スーパー銭湯になぜホテルを併設したのか訊ねると、周辺エリアの開発が盛んなことから、ビジネスマンの需要に対応するために導入したのだとか。が、実際の予約は「近郊の方、特にファミリー層が多く驚いています。年末年始は帰省で利用される方、学校の行事などでの予約も」と、地元に愛されそうな予感。

ほかにも寿司カウンターまである和食、朝・昼はブッフェが楽しめるイタリアン。家族の会合にも使えそうなお座敷プランや、コンサートをおこなえる宴会場も。とにかく、驚かされるような受け皿の広さ。お風呂で1時間、岩盤浴で2時間、リクライナールームで2時間、ごはんで1時間、マッサージで1時間・・・と軽く見積もっても、昼過ぎには出掛けなければ到底満喫できない。
「SPA&HOTEL 水春 松井山手」の場所はJR松井山手駅から徒歩約5分。営業時間は各施設により異なり、大浴場は早朝6時から深夜2時まで。入館料は1000円だが、23時になると深夜料金で1500円(土日祝は2000円)に。また朝の6~9時のみの利用であれば800円。詳細は公式サイトにてご確認を。
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