さらふわの韓国かき氷ビンス、神戸に

2018.5.31 13:00

氷はさらさらで溶けにくい。空気を含み、フワフワした食感が新しい、韓国かき氷の最新スタイル

(写真4枚)

独特な食感の韓国の最新かき氷が味わえる専門店『BING’S BING’S(ビンスビンス=ビンスは氷の意)』(神戸市中央区)が、神戸にオープンした。

この韓国のかき氷は、液体(水や牛乳)を注ぐと急速冷凍の仕組みにより、わずか30秒で氷が出てくる最新の削り機を使用。同店では、ミルクをベースに氷を削りだし、イチゴとサイコロ状のクリームチーズを合わせた「いちごビンス」(1050円)や、白玉やあんこを乗せた「あずききなこビンス」(950円)が人気だ。

パウダースノーのようにさらさらの氷は、口に含むとフワフワ。その食感のためか冷たさは感じにくいが、従来のかき氷より低温で溶けにくく、ゆっくり食べられるのもうれしい。客からは「新しい食感がおもしろい」と好評だという。

トアロード沿いの店舗。店内は奥行きがあり広々としている
トアロード沿いの店舗。店内は奥行きがあり広々としている

これまでの韓国かき氷といえば、普通のかき氷の上に小豆や餅、フルーツなどをてんこ盛りにする「パッピンス」が主流だったが、約5年前から新しいスタイルが登場。学生のときに来日した同店の店主・姜相洙(カン・サンス)さんは、「2016年に帰国した際、街の人が冬なのにかき氷を食べていて驚いた。日本でも話題になるだろうとかき氷機メーカーから販売権を取得して、今年3月にオープンしました」と話す。

冬でも食べやすいとあって、現在韓国では従来のかき氷よりもこちらのほうがメジャーになりつつあるという。「ワインや刺身に添える氷を削ったりして、この機械は料理の新しい盛りつけにも一役買っています。韓国ならではのエンタメ性を面白がってもらえれば」と姜さんは話す。昼11時から夜11時までの営業。

取材・文・写真/合楽仁美

「BING'S BING'S(ビンスビンス)」

住所:神戸市中央区北長狭通3-12-15 GWトアロードビル1F
営業:11:00~23:00・火曜休
電話:078-333-1134

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